KATO ED73 1000番台 レビュー(品番:3012)2015年ロット

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KATO ED73 1000番台 レビュー(品番:3012)2015年ロット


この度、当車両センターにおいて、他社譲渡(中古購入)により KATO ED73 1000番台 (品番:3012)2015年ロット を導入する運びとなりましたので、みなさまにご紹介したいと思います。


なお、当車両センターの車両導入は、基本新製導入(新品購入)を原則としておりますが、直近の生産が2015年であり、2025年時点で10年も前の製品が新品市場にあるわけもなく、他社引退車両の譲渡(中古市場)からの導入となっております。


実は、2008年の新発売当時のED73は導入しているのですが、ナックルカプラー仕様なんですね。

で、再生産ロットはアーノルドカプラー装備のようなので、中古市場を眺めていたらついポチってしまった、というわけです。


ということで、こちらの記事では、2015年製 KATO ED73 1000番台 のレビューをご紹介するとともに、コレクターとして中古市場で購入する場合の留意点を解説していきます。


ぜひ、最後までご覧くださいませ。


今回の記事では、「KATO <3012> ED73 1000番台>」(再生産2015年ロット)を見ていきます!



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KATO ED73 1000番台(品番:3012) について

ED73は、昭和37年(1962)、九州の交流電化区間向けに旅客用のED72とともに登場した貨物用の交流電気機関車です。後年、ブルートレインや高速貨物列車牽引用に、ブレーキ増圧装置取り付けなどの改造が行われ、全車が1000番台になりました。昭和43年10月の改正からは九州の20系ブルートレインの先頭に立ち活躍しました。

KATO HPより引用
品番品名税抜価格税込価格発売時期
3012ED73 1000番台6,8007,480
(消費税10%で計算)
2008.11
再:2013.04
再:2015.12

上記の発売時期の記載は、私が模型店から入手した過去のメルマガ等を参考に記載しております。もしかすると正確な発売月や、再生産の有無に違いがあるかもしれませんので、ご了承くださいm(_ _)m

主な特長

  • 鳩胸と称される、独特の前面スタイルが人気の交流電気機関車ED73 1000。20系特急寝台客車牽引用に改造された1000番台を再現。
  • 短い車体にあふれんばかりに搭載されたパンタグラフや、走る変電所と称される交流電気機関車ならではの屋根機器をリアルに再現。
  • 定評あるフライホイール搭載動力ユニットを装備。軽快でパワフルな走行を実現。20系客車15両編成も楽々牽引。
  • 特徴的な黄色ナンバープレートは選択式転写シールタイプが付属。(1005・1009・1016・1021)、メーカーズプレート(東芝)を印刷済。
  • クイックヘッドマーク付属・・・九州タイプの曲面形ヘッドマークを採用(あさかぜ・はやぶさ・さくら・みずほ)
  • 運転台を表現。運転士人形の搭載も可能。
  • 美しいカラーリング、精悍な車体、手すりや解放テコ、逆ハの字リンクや軸バネが特徴の重厚な台車を的確に表現。
  • 前面窓のHゴム表現やセンターピラーの細さ、複雑かつ立体感あふれるディテールを的確に表現。
  • ヘッドライト 点灯
  • 黒色車輪採用
  • アーノルドカプラー搭載(ナックルカプラーを付属)
KATO HPより引用

2008年の初回生産時は、ナックルカプラー搭載(アーノルドカプラー付属)となっておりました。
ロットによって、仕様が若干違うようです。


以下、ホビーサーチさんのページから、2008年初回生産時の情報を引用します。
初回生産時は、ヨン・サン・トオにフォーカスした紹介だったようです。

商品説明

――ヨン・サン・トオ白紙ダイヤ改正 九州の20系ブルートレインの先頭に立つ

【インフォメーション】

  • ED73は、昭和37年(1962)、九州の交流電化区間向けに旅客用のED72とともに登場した貨物用の交流電気機関車です。後年、ブルートレインや高速貨物列車牽引用に、ブレーキ増圧装置取り付けなどの改造が行われ、全車が1000番台になりました。
  • 昭和43年10月の改正からは九州の20系ブルートレインの先頭に立ち活躍しました。

【主な特長】

  • 「くの字形」のスマートな前面が特徴のED73は、蒸気暖房を搭載していないためB-Bの軸配置となり、コンパクトで引き締まった印象を受けます。また、運転窓のセンターピラーの細さや奥まったヘッドライトがこの時代の交流電気機関車の特徴です。お椀形のヘッドマークを掲げて20系ブルートレインの先頭に立った「ヨン・サン・トオ」(昭和43年10月改正)の国鉄全盛期をお楽しみください。
  • 単品。
  • 運転台を表現。運転士人形の搭載も可能。
  • 美しいカラーリング、精悍な車体、手すりや解放テコ、逆ハの字リンクや軸バネが特徴の重厚な台車を的確に表現。
  • 前面窓のHゴム表現やセンターピラーの細さ、複雑かつ立体感あふれるディテールを的確に表現。特に屋根上は薄緑色の碍子に銅色の高圧線でリアルに再現。
  • 車体表記を印刷で美しく表現。
  • 特徴的な黄色ナンバーは選択式(レタリングシート)
     ・1005、1009、1016、1021号機
  • クイックヘッドマーク付属・・・九州タイプの曲面形ヘッドマークを採用
     ・「はやぶさ」「あさかぜ」「みずほ」「さくら」
  • ヘッドライト 点灯
  • フライホイール搭載
  • 黒色車輪採用
  • リアルな形状の連結器「ナックルカプラー」を搭載(アーノルドカプラー付属)
  • パッケージサイズ/重さ : 19.2 x 4.3 x 2.8 cm / 134g
ホビーサーチさんのHPより引用

ロットの違いがあるのも、コレクションの醍醐味ではありますが、コレクター気質だと散財ロード一直線なのは間違いないですね・・・

サイドビューなど


サイドビュー俯瞰

■ 2-4位側(左が1エンド)

■ 1-3位側(左が2エンド)


サイドビュークローズアップ

■ 2-4位側(左が1エンド)


■ 1-3位側(左が2エンド)

車体標記もしっかりと再現されております。
特に「49-8 小倉工」の表記に、歴史を感じますね。(昭和49年8月)

フロントマスク

■ 1エンド側

製品の特長にあるとおり、前面窓のHゴムをボディ側にモールドすることで、センターピラーの細さを実現しています!


■ 2エンド側

ライト基板にコンデンサが取り付けられており、停車時ライト点灯が難しいです・・・
(走行時はちゃんとライトは点灯します。)

屋根上側パンタ部

■ 2-4位側(左が1エンド)

■ 1-3位側(左が2エンド)


ガイシは別パーツで緑色、高圧線も金属線での表現となり、屋根上も非常に良く表現されております。

パッケージ


KATO標準の単品ケースとなっております。
中古購入ですが、とてもきれいな状態です。


ケース裏側です。
公式側(1エンドが左側)のイラストが掲載されております。

手元に届いた状態だと、車両の封入自体は非公式側が上(イラストと向きが逆)となっていますが、中古購入時に出品者様が掲載されていた画像だと、公式側が上となっていましたので、発送前に収納される際に、向きを逆にされたのかもしれません。


右下にロット番号などが記載されております。「Made in Japan 003-0904 LOT:3511213 KT6800」
KT6800は税抜き価格ですね。


上蓋を取りました。車番インレタ、その下に車両保護用のプラシートが敷かれております。


車番インレタを取りました。車両保護用のプラシートかぶせたままです。光が反射しています。

KATO電機の車両保護シートは、生産時期によって、このようなプラシートの場合や、プチプチの場合があります。
プラシートも、今回のように単純にかぶせるだけのものと、プラシートの端にツマミが付いていてその部分をウレタンに差し込むタイプがあります。


プラシートも撮りました。いよいよ、車両のお目見えです。非常に綺麗な状態です。

非公式側が上(2エンドが左側)で封入されていますが、恐らくは公式側が上(1エンドが左側)が正しい封入なのでは・・・、と思っております。


中古購入ですので、念のため内容物を確認します。
まず、車両を取り出しました。

車両の下には、台車カバー(と呼んでいいのかわかりませんが)が取り付けられています。(3012の刻印あり)


車両を取り出したケースの状態です。


付属品は未開封で、クイックヘッドマーク4種、前面手すりパーツ、ナックルカプラーが封入されております。


念のため、説明書も確認します。ウレタンを取り出しました。


ウレタン下敷きを取ると、説明書が封入されています。


説明書には、製造年が記載されているようです。

2015との記載がありますので、2015年製のようです。約10年前の製品となります。

LOT番号などの記載があるようです。

「003-0905 LOT:3511213」と記載されております。

車両ケース裏面は「Made in Japan 003-0904 LOT:3511213 KT6800」でしたので、003-0904がケースインサート、003-0905が説明書に付されているようです。



最も気になっていた、付属品を見てみると、未開封でした。
内容は、クイックヘッドマーク4種、ナックルカプラー2個、手すりパーツ、信号炎管、ホイッスルとなっております。

こちらからは、「はやぶさ、あさかぜ」のヘッドマークが見えます。

こちら側は「みずほ・さくら」となっております。

中古購入時の出品者様のご説明でも未使用未開封、画像上でも未開封でしたので、間違いないとは思っていましたが、実際に届いた状態も未開封でしたので安心しました。
(ごくごく稀に、未開封と記載されているにもかかわらず、開封痕がありそうな商品も見受けられますので、(未開封品をお望みであれば)しっかり確認することが重要です。)



コレクターの私としては、中古購入時は以下の点を気にしながら購入しています。
(あくまで、コレクター目線となります。)

  • 付属品は未使用か?
    → 車両にパーツが取り付けられていたら、間違いなく未使用ではないため、車両の状態も確認します。
  • 付属品袋などテープ封入されているものは未開封か?
    → 未開封状態を画像でしっかり確認します。画像でわかりにくい場合は販売者に質問してみます。
  • 新品購入時に付属しているものに欠品がないか?
    → KATOでしたら車両保護のプチプチ、若しくはビニール、TOMIX単品でしたら車両を包むビニールなど、これらに欠品がないか、若しくは販売当時のもととは別のもの(例えば、KATOの場合、プチプチなのかビニールシートなのか、販売時期によって保護シートに違いがあります)になっていないかを確認します。画像だけでわからない場合は質問します。
  • 価格は相場と照らし合わせて適正か?
    → 中古品の場合、定価以下で購入できることが多いですが、発売タイミングや品薄の状況により、商品によっては定価の2倍以上の価格が付されていることがあります。中古販売店、ヤフオク、メルカリなど複数の相場を確認し、状態と価格が釣り合っているかを確認します。
  • 販売者・出品者の評判・評価は悪くないか?
    → 販売ページだけ見ると良い状態のように記載されていても、評判や評価が全然違う(悪い)場合があります。このような販売者から購入すると、トラブルになる可能性があるため、それを承知のうえで購入する決意をした時以外は避けたほうが無難です。


細かくいいだすと、いろいろ気にするポイントはありますが、購入して後悔しないようにわからないことは事前に質問することが大事です。

質問した場合に、的確に答えてくれない場合や返信がない場合などは、購入時にトラブルがあった時に対応に不安が残ります。
その販売者からでないと購入できないものや、購入後に自分の思う状態と違うものが届いても仕方ないか・・・と思えるもの以外、その販売者からの購入は控えたほうがいいでしょう。

自分が納得できる形で購入するのが大事ですね。

今回は、ナンバープレートインレタ未使用、付属品未使用未開封のご説明があり、画像でも付属品が未開封であることが確認できましたので、安心して取引することができました。


梱包状態


中古購入後、ヤマトさんのネコポスで送られてきました。


梱包裏面です

こわれものシールを貼って発送いただいております。


開封すると、ぷちぷちで車両がハコの中で動かないようにされていました。


車両自体も、プチプチで厳重に包まれております。


プチプチから商品を取り出しました。

開封してみると、プラケースのキズ・スレも少なく、本体もすべて綺麗な状態でした。今回は大変満足のいく取引となりました。


ということで、今回は中古購入の KATO ED73 1000番台をご紹介しました。

みなさまも中古購入される際は、ご自身のポリシーに従って、しっかり確認のうえ購入するといいですよ。
もちろん、ご自身で改造や補修ができる方で、コレクション目的でなければ、結構掘り出し物も見つかるので、中古市場も面白いと思います。


それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!


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