ポポンデッタ「クハ813-1102」カメラ三脚転倒に伴う事故復旧工事(品番:6062)2024年11月ロット

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ポポンデッタ「クハ813-1102」カメラ三脚転倒に伴う事故復旧工事(品番:6062)2024年11月ロット


前回の記事で、ポポンデッタ813系1100番台(鹿児島本線9両セット)の入線記事をご紹介いたしましたが、今回の記事では、撮影時の悲しい裏話についてご紹介したいと思います。

裏話といいましても、タイトルのとおりでして・・・

実は、ブログ掲載用に各車両を撮影していた際に、なんと!カメラ撮影用の三脚が転倒してしまいまして…

不運にも、その三脚が転倒する時に「モハ813-1102」をかすりつつ「クハ813-1102」に激突する、という大事故がおきてしまいまして…

今回の記事では、そこからの事故復旧工事の様子を涙ながらにご紹介したいと思います。


この記事をお読みいただくと、大切な車両たちに破損が起きた際の復旧実務をご確認いただく事ができます。
もしもの時の心構えにもつながるかと思いますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。


なお、事故復旧にあたっては、メーカーの保守部品の保有状況や、中古市場での種車流通状況によっては、お手元で破損してしまった車両たちを全て復旧できるとは限りませんので、その点ご了承いただきますよう、お願いいたしますm(_ _)m



今回の記事では、クハ813-1102 復旧工事「 <6062> 813系1100番代 鹿児島本線9両セット」を見ていきます!



▼ 三脚転倒事故により損傷する前の在りし日のクハ813-1102(右)





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カメラ三脚倒壊事故の概要


本ブログ投稿用に、RM1102編成3両を真上から俯瞰した写真を撮影していたのですが、カメラ三脚の足を十分開けていなかったのか、当該三脚がバランスを崩し、一眼レフカメラもろともRM1102編成めがけて転倒・・・


転倒の瞬間、何が起きたかわからず、あわてて足元を見ると、三脚の激突によりRM1102編成のうち、モハ813-1102はあさっての方向に吹っ飛んでおり・・・


とっさにモハ813-1102を見ると、吹っ飛ばされてはいましたが、車端部雨樋の銀色塗装剥がれでプラ素材下地が見えるか見えないか、というくらいの目立たない損傷(ぱっとみわからない)で済みましたが(といっても、新品購入でいきなり傷ものになったので、かなり凹みますが)

クハ813-1102は、なんと、モロに三脚の下敷きに・・・


「何とか無傷でいてくれ・・・!」


という思いも空しく、

Nゲージの世界では、一眼レフを支える三脚は超大型クレーンそのもの。
大型クレーンの下敷きになったクハが無傷であるはずもなく・・・


祈る気持ちで恐るおそる三脚を持ち上げてみると・・・


(以下、事故発生時は気が動転して撮影できていませんので、冷房装置、ガラスパーツを外した状態での事故時再現画像となります。)


連結面妻面側は大丈夫そう・・・


転落防止幌も大丈夫そう・・・



側面は特に影響なさそう、、、


上から見ても大丈夫かも・・・


と思って先頭部を見ると



あ~、ダメだ・・・
先頭部にもろにキズが・・・


あぁあああ・・・
カプラーもどこかに吹っ飛んでる・・・


三脚とのこすれで、乗務員扉上部の塗装もはがれ、なにより先頭部の塗装剥がれあ滲みも・・・


反対側の妻面も塗装がはがれてるし・・・
ATS表記(DK SK)も、擦れてしまって、もはや見えなくなっておりますし・・・


しかも、よく見ると塗装剥がれだけでなく、割れてしまっているっぽい・・・(T T)



残念ながら、フロントマスクがキズものになってしまいました・・・

恐らく、床板パーツの画像右側は、三脚との激突で若干変形していますが、それ以外は問題なさそう。


ボディそのものも、フロント以外はきれいなんですけどねーーー、


何度見ても、傷がもとに戻るわけでもないのですが、こちら側は塗装剥がれと割れを生じさせてしまいました・・・


こちら側も、ATS表記は消えてしまい、先頭下部も塗装がはがれてしまいました・・・


裏側からみると、画像下の四隅が割れております(T T)


床板側も、微妙にですが、左側テールライトの左は無傷で、右側テールライトの右側はちょっと歪んでおります。わかりますかね・・・?


三脚激突で吹っ飛んだオリジナルカプラーは、付け根が割れてしまっておりました・・・
恐らくエンプラなので、接着困難かと思われます(T T)

画像からはわかりにくいですが、スカートも擦れにより色落ちしてしまっております・・・


加工派の方からすれば、これくらいの破損であれば自力で修復できるのかもですが、コレクターとしては致命傷です。

しかも、走行させる前の、写真撮影で傷モノにしてしまうとは・・・
なぜ、三脚がしっかりセットされているのかを確認しなかったのか、三脚転倒の瞬間に目を話していたのか、などなど…自責の念に堪えません・・・



クハ813-1102復旧工事


修理方法の検討とメーカーサポートへの連絡



モハ813-1102の雨樋小傷は、通常使用でも生じうる小傷とわりきる(どうしても気になるなら銀色塗料でタッチアップもできるし・・・)としても、クハ813-1102は割れを伴う大きな塗装剥がれやATS表記など各種レタリングのスレなど、私の力ではどうしようもできません。

床板の右側テールライト付近の若干の潰れはボディをかぶせれば見えない部分ですので、いたし方ないと思うこともできますが、ボディについては交換するしか新品状態への修復方法はありません・・・


ということで、メーカーであるポポンデッタさんのサポートに早速連絡してみました。


▼ポポンデッタさん(メーカーサイト)のトップページ
https://maker.popondetta.com/maker/


サポートはトップページのグローバルナビゲーションの「サポート ∨」 タブの「修理受付」より確認いただけます。

▼ポポンデッタさんのサポートページ
https://maker.popondetta.com/maker/?page_id=1371

上記は、あくまで「修理受付」ページであり、パーツ分売などは対象外となりますのでご留意ください。
また、サポートページはメーカー様のご都合で変更となる場合がありますので、その際はご了承ください。


クハ813-1102を復旧させるため、上記の修理受付「■サポート・修理受付お申し込みフォーム」に以下必要事項を記載して送信し、メーカー様からの返信を待つことにします。

  • 「氏名・電話番号・メールアドレス」
  • 「製品番号・不具合箇所の記載」 → 落下物により「クハ813-1102のボディ、オリジナルカプラー、スカート」が破損したため修理希望の旨
  • 「初期不良か修理かの区分」 → 「修理」を選択
  • 「購入店舗、購入日」 → 初期不良の場合はこちらも記載が必要
  • 「パーツ送付によるサポートが可能か?」  → 私の場合はパーツがあれば自身で組み立て可能ですので、「可能」を選択(ご自身で組み立てが難しい方は、「不可能」を選んでメーカー対応してもらいましょう)



修理依頼フォームを送信したものの、この段階では、修理部品(クハ813-1102ボディなど)の在庫状況によっては、必ずしも修理対応可能とも限りません。

もし、メーカー様にボディ在庫がない、若しくは車番違いのボディ(同じ12次車でもクハ813-1103)しかない場合は、メーカー様での修理対応は叶いませんので、別の手段を考えなければなりません。

その場合の対応方法としては、

  1.  中古市場でクハ813-1102のボディ又は単品を探す
  2.  中古市場で<6062>セットのうち、RM1102編成バラでの出品などを探す
  3.  中古市場で<6062>9両セットを調達
  4.  新品市場で<6062>9両セットを調達

がありますが、当時オークションサイトをみても、1.の単品は見当たらず、2.の編成単位ではRM1107(モーター抜き)で1万円超の出品はありましたが、RM1102編成のみは見つけることができず。(編成単位で見つかっても、他の車両の用途が何とも言えないことになりますし)

3.と4.は、実質的に買い替えに近く、修理とは程遠く、コスト的にも苦しいことになります。

ということで、メーカー様にクハ813-1102のボディなどの在庫があることを祈るばかりです。


メーカーサポートからの回答


修理受付フォームに送信して数日後、ポポンデッタさんより部品在庫があるため修理可能との連絡がありました!

よかったーーー!

もしメーカー在庫がなかったら、中古市場で調達or買いなおしの選択かと思っておりましたので、一安心です。


で、今回は修理用のパーツ「クハ813-1102のボディ、オリジナルカプラー、スカート」を送付いただけるとのことでした。

今回のように、パーツ送付によるご対応いただける場合もあれば、手元の破損品をメーカーに送付しての修理対応となる場合もあります。
修理対応の方法は、メーカー様の判断となりますので、メーカー送付での修理と判断された場合はその指示に従いましょう。基本的には、手元の破損品をメーカーに送付しての修理が一般的かと思われます。
ユーザー・メーカーのNゲージ界隈を盛り上げていくためにも、くれぐれも「パーツ送付で対応できないのか?」などのクレームをされないようにしてくださいm(_ _)m


当然、有償対応となりますので、修理費用は数千円単位の出費となり、それなりに痛手ではありますが、修理部品在庫があったラッキーでした!

ちなみに、パーツ代金はTOMIXサポート「修理のご案内」に記載の「交換パーツ価格」にボディやスカートの金額が参考で記載されておりますが、そこに記載の上限金額程度のお見積りでした。車種やパーツによって設定は異なると思いますが、ご参考までに。



ポポンデッタさんの指定口座に修理代金を送金してから待つこと数日、届いた状態がこちら。

今回はクリックポストでの発送でしたが、どのような発送方法となるかはメーカー判断となります。
ヤマト、佐川、ゆうパックなど別の発送方法となる場合もありますので、クリックポストでないからといってクレームをいれることはお控えくださいませ。


いざ、開封です。


納品書が封入されております。


パーツはぷちぷちで厳重に梱包され、しっかりと固定されております。
非常に丁寧な対応です、ありがたいですね。


三脚事故に被災したボディ、カプラー、スカートなどを並べます。


送られてきた各パーツをぷちぷちから取り出していきます。


ボディをぷちぷちから取り出します。


こちらは、「813系3100番代 日豊本線6両セット」にて、行先表示に不具合があったためお願いしたパーツとなります。こちらは別途ご紹介したいと思います。


各パーツをぷちぷちから出したところです。


破損パーツを上に、補修パーツを下に並べています。


クハのボディの中に、オリジナルカプラー付きスカートも封入されております。
なお、ボディには前面ガラスと行先表示はアセンブルされております。


側面ガラスは破損していないので、元パーツを移植することになります。


ここで、床板の登場です。


これから組み立てに移ります。
左が今回届いたボディパーツ、中央が破損ボディとなります。


中央の破損ボディは、クーラーパーツも移植が必要かと思い取り外しておりましたが、左の交換ボディにクーラーがアセンブルされておりましたので、移植不要ですね。


交換前に、交換前後のボディ全景を撮影


側面窓ガラスパーツを新ボディパーツ(下)に移植しました。


床板に届いたオリジナルカプラー付きスカートをセットし、ボディに仮組します。


破損パーツのボディと、破損したカプラー・スカートです。


今後の事故防止のための教訓として、保管しておきます。



仮組した状態で、まだボディはしっかりはめ込んでいません。

正面、左右とも問題なさそうです。


それでは、セットしていきます。
仮組の状態から・・・


ボディを床板に本組しました!
これで、事故復旧工事は無事完了となります。


無事、本線復旧したクハ813-1102(左)です。クハ812-3112(右)との並びです。


事故復旧工事とは関係ありませんが、クハ813-1102(左:12次車)と、クハ812-3112(右:13次車)ですが、屋根上に違いがあるのがわかりますでしょうか?


クハ813-1102(12次車)の屋根上


クハ812-3112(13次車)の屋根上


屋根上の雨樋に違いがありますね。
ポポンデッタさん、こんなところまでしっかり作り分けされていますね!素晴らしいです。


各メーカー ー サポートページのご案内




みなさまも、もし破損などで修理が必要となった場合は、購入店舗にご相談されるか、以下各メーカーのサポートページを参考にされてください。

https://www.tomytec.co.jp/support/syuri.html

https://www.katomodels.com/repair

http://www.microace-arii.co.jp/query/afterservice.html

https://www.greenmax.co.jp/support/maintenance/index.html

https://maker.popondetta.com/maker/?page_id=1371

破損状況は生産年月、各メーカー様の補修在庫の状況によっては、修理不能の場合もあります。
修理不能と判断された場合であっても、メーカー様にクレームを入れることはお控えいただき、次善策(代替パーツや技術のある模型店での修理など)を検討しましょう。




ということで、今回はカメラ三脚転倒に伴う事故復旧工事についてお届けしました。
ご参考になりましたら幸いでございます。

Nゲージを破損すると、心理的ダメージはかなり大きいですので、みなさまもぜひ破損にはぜひご注意くださいませ。


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それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!


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