今回は、グリーンマックスの新製品 「817系佐世保車6両編成」が入線しましたのでご紹介します。
今回ご紹介する車両たちです
- グリーンマックス <50741> JR九州817系佐世保車(長崎本線・佐世保線)6両編成セット(動力付き) 発売日:2023年4月 当センター1編成在籍
こちらの製品は、新製品といっても2017年3月に発売となった817系0番台(佐世保車:V020、V021編成)のリニューアル品です。
最初のリニューアルが2020年6月で、V020、V021編成から車番変更はなく、床下機器等が実車に近いブラックグレーとされました。
今回の新製品は2020年6月発売品のリニューアルという位置づけのようです。
前回はV020編成を動力付き、V021編成を動力無しとして別々のセットとしていましたが、今回はV024、V023、V027編成の3編成を一つのセットとしてセット形態が変更されています。この3編成で、2017年頃の長崎本線・佐世保線を走った早岐・肥前大浦行き(肥前山口駅での分割前6両編成)4927Mを再現できるというわけです。
4927Mを再現できるのはいいですが、定価39,600円ってGMさんのお値段設定は高めだよねぇ・・・
また、リニューアルにあたり前面の行き先表示などがステッカーからの選択式(デフォルトでは貼られていない)とされていて、個人的にはいずれかのステッカーは最初から貼られていたほうがいいなぁと思ってしまう仕様変更となっています。
ということで、早速製品を見ていきたいと思います。
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製品概観
フロントマスク
各車フロントマスクです。
冒頭でも触れましたが、今回の製品から前面おでこの「種別表示(普通)」「行き先表示」「路線名表示(長崎本線)」がステッカーからの選択式となっており、ご覧のとおり製品そのままだとおでこがのっぺらぼうとなっています。
左はV024編成のクモハ817-24(編成先頭、二段電連ダミーカプラー付きスカート)、右はV023編成のクハ816-23(ドローバーホルダー付きスカート)です。
製品そのままの前面おでこはなんですが、お顔の編成番号などのレタリングはとてもきれいです。
こちらはV027編成です。左がクモハ817-27(ドローバーホルダー付きスカート)、右がクハ816-27(編成先頭、二段電連ダミーカプラー付きスカート)です。
製品デフォルトでは、6両編成の両端のみ二段電連ダミーカプラー付きスカート、編成中央の車両は全てドローバーホルダー付きスカートとなっています。
ライト
こちらの製品の設定である4927Mは、肥前山口駅で前4両佐世保線早岐行き、後ろ2両長崎本線肥前大浦行きに分割されていました。
そのため、製品においても前4両の両側、後ろ2両のみヘッドライト・テールライトが点灯する仕様となっています。
(4両中間のクハ816-24、クモハ817-23はライト非点灯)
これで、分割後の編成としての運転も楽しめそうですが、後ろ2両の肥前大浦行き編成には動力がないため、ライト点灯のみの雰囲気を楽しむ仕様のようです。(動力ユニットを購入して改造すれば走行も楽しめると思いますが・・・)
ヘッドライト点灯状態
左から、クモハ817-24、クハ816-24(ライト非点灯)、クモハ817-23(M・ライト非点灯)、クハ816-23、クモハ817-27、クハ816-27です。
現行仕様らしく、ヘッドライトは電球色で明るく点灯します。
が、明るいがゆえ、テールライトレンズへ若干光漏れをしてますね。。。
テールライト点灯状態
こちらも左から、クモハ817-24、クハ816-24(ライト非点灯)、クモハ817-23(M・ライト非点灯)、クハ816-23、クモハ817-27、クハ816-27です。
テールライト点灯時も、ヘッドライトレンズに若干光漏れをしてますね。。。
その他外観
ツルッツルのお顔と、シンプルな屋根上です。
屋根上では、パンタ周辺のみがにぎやかとなっています。
編成俯瞰
全て先頭車ですが、6両となると壮観な眺めとなります。
実車では、鳥栖から肥前山口まででみられた光景となります。
長崎地区つながりということで、キハ220シーサイドライナーと並ぶ817系。
先頭車の連結状態
先頭車同士の連結は、GMおなじみのドローバーで連結する仕様です。
ということで、ドローバーでの連結状態です。
連結面間隔は、広くもなく狭くもなく、といったところでしょうか。
なお、ドローバーは伸縮機構がないため、運転するレイアウトによってはカーブ通過の際に妻面をこすらないかは注意が必要です。
特に、カント付きレールの場合、車両自体が内側に傾くため、妻面内側の接触リスクが高まります。
当車両センターはTOMIXのカント付きレールを採用していますが、817系のお顔は切妻のため、半径317㎜以上のカント付きレールは大丈夫ですが、半径280㎜のカント付きレールは妻面内側がぶつかりながら(そこまで傷がつくようなことは少ないと思いますが)の運転となってしまいます。
各車ディテール
サイドビュー
クモハ817-24(ライト点灯)
先頭部前面パネルと車体接合部(黒い部分)に「KYUSHU RAILWAY COMPANY」の文字が判読可能なレベルで印刷されていてすごいです。
側面の車両番号や所属表記も綺麗に印刷されていますね。
クハ816-24(ライト非点灯)
クハの後方にはトイレが設置されており、そのスペースに窓ガラスは設置されていません。(当然ですが・・・)
クモハ817-23(M・ライト非点灯)
6両編成中で唯一の動力車です。床下機器はトレーラー車と同一のパーツが使われています。
クハ816-23(ライト点灯)
6両全て817系の先頭車ですのであまり変わり映えしませんが、残りの車両も見ていきます。
クモハ817-27(ライト点灯)
クハ816-27(ライト点灯)
室内表現
分解するとこんな感じです。
座席パーツは、14列のパーツの前後1列と各社中央付近の2列の座席背もたれをカットした10列シート(前5列、後ろ5列)のパーツが使われています。
GMさんでは、このように床下周りのパーツをうまく共通化する試みがされているかと思います。
床下機器パーツも、T車とM車で同じ側面パーツが使われています。
パッケージ
GMの大型ブックケースです。最近の外スリーブは緑無地となっています。
パッケージ裏面です。左下に注意書きが書かれています。
外スリーブを外しました。
背表紙にも製品ラベルが貼られています。
パッケージを開封しました。
黄色い注意書き、説明書、修理依頼票、シールが封入されたビニールと、その下には車両保護用のプチプチが二重に敷かれています。
ユーザー取り付けシールです。
今回から「種別表示(普通)」「行き先表示」「路線名表示(長崎本線)」がユーザー取り付けとなっています。。。最初から添付されていたほうが個人的にはうれしいですけど。。。
説明書袋、プチプチを外すと、車両たちが現れます。
右側には付属パーツポケットがあります。
KATOカプラーアダプター付きスカートが二つ封入されています。
って、なぜ二つのみなんだろう。。。クハ816-23とクハ817-27用のみってことですかね。
あとは、ドローバーが封入されています。
試運転(YouTube)
それでは、最後に試運転時の動画です。
20~30秒程度の動画ですので、よろしければお楽しみください。
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました。