2023年5月、グリーンマックスよりキハ220-200シーサイドライナーがリニューアル発売されました。
- GreenMax <31716> JR九州キハ220形200番代(シーサイドライナー)2両編成セット(動力付き) メーカーHP 発売日:2023年5月 当センター1編成在籍
![T所長](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/03/site_icon-001.jpg)
キハ220シーサイドライナーは、これで3回目の生産となりますが、その辺の変遷を踏まえてご紹介したいと思います。
GM社 キハ220-200シーサイドライナーの変遷
今回発売製品の前回品は「<30287>JR九州キハ220形200番台(シーサイドライナー) 2両編成セット(動力付き):2019年9月発売」とされており、コアレスモーター搭載の「キハ220-208(T)+キハ220-209(M)」でした。
なお、シーサイドライナー色は、そもそも208と209のみですので、何度再生産されても車番はこの2両のみ、ということになります。
キハ220-200の初回生産は、前回品の前回品である2013年8月発売の「<4368> JR キハ220形200番台 (青・シーサイドライナー色) (動力付き) (1両単品):キハ220-208(M)」「<4369> JR キハ220形200番台 (青・シーサイドライナー色) (動力無し) (1両単品):キハ220-209(T)」となります。
こちらは2両セットではなく単品販売、動力は2モーター仕様での発売となっていました。
2013年8月の初回品は、M車は車番208でした。
一方、2019年9月及び2023年5月発売の製品は、M車は車番209となっています。
![T所長](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/03/site_icon-001.jpg)
実車のシーサイドライナーは2両しかいませんでしたが、当車両センターには初回品から数えて6両のシーサイドライナーが在籍しています・・・。
コレクター気質が災いしております。
【同時発売の関連製品】
![にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 Nゲージへ](https://b.blogmura.com/railroad/railroad_mokeingauge/88_31.gif)
にほんブログ村
ディテール
一眼レフにクローズアップレンズを取り付け、アップで撮影してみました。
お顔のレタリングも綺麗ですね。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/D08_GM_31716_P1110684-1024x768.jpg)
乗務員扉右の各種表記も細かく再現されているのがわかります。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/D10_GM_31716_P1110686-1024x576.jpg)
![T所長](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/03/site_icon-001.jpg)
2013年8月の初回製品のときから、このように細かな表記も再現されていました。
GMさんの塗装技術は素晴らしいですね。
フロントマスク・ライト
ダミーカプラー側(ライト点灯側)のお顔を見ていきます。
今回製品からは、おでこの行先表示シールがユーザー取り付けとなっており、製品そのままだと車体色のままとなってしまいます。
ヘッドライトは綺麗に点灯します。
行先表示はシールとなるため、非点灯です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/L03-1_GM_30716_P1110459.jpg)
テールライトの点灯状態です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/L03-2_GM_30716_P1110460.jpg)
ヘッドライトが明るく映るように、シャッタースピードを遅くしました。
かなり明るく点灯しているように見えますが、あくまで写真での演出です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/L03-3_GM_30716_P1110463.jpg)
テールライトの点灯状態です。
シャッタースピードが遅いため、ヘッドライトに光漏れしているように見えますが、肉眼ではほとんどわかりません。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/L03-4_GM_30716_P1110465.jpg)
サイドビュー
キハ220-208(T)片側ライト点灯
リニューアル後の製品は、側面ガラスがグリーンスモーク、台車と床下機器はブラックグレーで引き締まった表情を見せてくれています。
なお、ライト点灯はダミーカプラー側のみとなっています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/S01-1_GM_31716_kiha220-208T_P1110352-1024x256.jpg)
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/S01-2_GM_31716_kiha220-208T_P1110354-1024x256.jpg)
キハ220-209(M)片側ライト点灯
コアレスモーター搭載となっているため、初回品の2モーター動力と違い車内はすっきりしています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/S02-1_GM_31716_kiha220-209M_P1110353-1024x256.jpg)
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/S02-2_GM_31716_kiha220-209M_P1110355-1024x256.jpg)
参考:2013年8月初回生産品<4368><4369>のキハ220-200
参考として、シーサイドライナー初回品の2013年8月発売品を載せます。
こちらは、キハ220-209(T)です。車内にクロスシートの背もたれが見えます。2019年9月・2023年5月生産品はクロスシート部分の表現がありませんので、そういう意味では過去製品の方が見栄えがあります。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/05/S02-1_GM_4368_kiha220-208_P1100832-1024x256.jpg)
こちらはキハ220-208(M)です。
2モーター動力のため、モーターカバーが側面窓から見えており、室内のクロスシート部分の表現はありません。当然ですが、現行製品の方が側窓シースルーで見栄えがいいです。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/05/S01-1_GM_4368_kiha220-208_P1100831-1024x256.jpg)
![T所長](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/03/site_icon-001.jpg)
リニューアルによる細かな違いが、コレクター魂に火をつけます。
そして家計も火の車になります。。。
懐かしの車両(885系かもめ色)とのひと時
885系かもめ塗装(黄色塗装)とキハ220-200シーサイドライナーを並べてみました。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/H01_GM_31715_31716_P1110469-1024x576.jpg)
キハ220-200は2010年に長崎地区に転属し、青色に塗装変更されました。
885系かもめ塗装(黄色)は、2011年3月の九州新幹線全線開通時のダイヤ改正で、ソニックと共通運用となり青色に塗装変更されています。
ですので、実際にこのような並びが実現したのは、1年程度ということでしょうか。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/H02_GM_31715_31716_P1110470-1024x576.jpg)
なお、キハ220-200赤と、783系(<A3667>2021年頃を再現)がいるので、2010年当時というわけにはいきませんが、雰囲気ということでご勘弁ください。。。
同時発売:キハ220-200赤色との共演
トラス橋を渡るキハ220-200、同時発売の「<31715>JR九州キハ220形200番代 赤色」との共演です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/SC02_GM_31715_31716_P1110717-1024x768.jpg)
夕暮れ時をイメージしています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/SC04_GM_31715_31716_P1110720-1024x768.jpg)
朝日照らされるトラス橋を渡るキハ220-200のイメージです。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/SC08_GM_31715_31716_P1110724-1024x768.jpg)
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/SC06_GM_31715_31716_P1110722-1024x768.jpg)
パッケージ
パッケージを見ていきます。
いわゆる、ビデオケース型の車両ケースです。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-01_GM_31716_P1110325-1024x576.jpg)
ケース裏側です。
お顔の渡り板の車番、側面の所属・定員表記・車番の貼り付け位置も紹介されています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-02_GM_31716_P1110747-768x1024.jpg)
ブックケース本体の背表紙です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-03_GM_31716_P1110326-1024x576.jpg)
開封すると、注意書きと車両保護用プチプチが敷かれています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-04_GM_31716_P1110327-1024x576.jpg)
注意書きと車両保護用プチプチを取りました。
上から、キハ220-208(T)、キハ220-209(M)です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-05_GM_31716_P1110328-1024x576.jpg)
パーツポケットには、ドローバーや幌などのパーツが封入されています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-06_GM_31716_P1110329-1024x576.jpg)
ケースからウレタンをはずすと、インレタ・シール・説明書が封入されいます。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-07_GM_31716_P1110339-1024x576.jpg)
説明書の後ろには、修理依頼票も封入されています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-08_GM_31716_P1110340-1024x768.jpg)
車番インレタとシールです。各方面の行先がセットされていて、西は長崎、南は南延岡まで幅広い範囲をカバーしています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-09_GM_31716_P1110341-1024x768.jpg)
開けてびっくり・・・!? 届いた製品はチェックしよう!
開封の儀の続きですが、キハ220-209(M)を取り出すと、お顔のアゴがなんだか歪んでいます!?
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-10_GM_31716_P1110330-1024x768.jpg)
とりあえず、分解してみます。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-11_GM_31716_P1110332-1024x576.jpg)
スカートパーツの片側が、メカイスの爪から外れているようです。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-11-01_GM_31716_P1110332-1024x576.jpg)
カチっとはめ込みます。ただ、はめ込むだけです。これで良くなりました!
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-12_GM_31716_P1110333-1024x576.jpg)
と思ったら、ダミーカプラー側のお顔もアゴが外れています!
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-13_GM_31716_P1110331-1024x768.jpg)
分解してみると、こちらもスカートパーツがうまくはまってないようです。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-14_GM_31716_P1110335-1024x768.jpg)
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-15_GM_31716_P1110334-1024x576.jpg)
やはり、スカートパーツの片側だけ、爪から外れています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-15-01_GM_31716_P1110334-1024x576.jpg)
カチっとはめ込んで、手当は終了です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-16_GM_31716_P1110337-1024x576.jpg)
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-17_GM_31716_P1110336-1024x768.jpg)
これで、元のイケメン顔に戻りました。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/P03-18_GM_31716_P1110338-1024x768.jpg)
GMさんのスカートパーツ(黒色の部分)や、メカイス(モーターカバー)の材質は、硬質プラというよりは、少し柔軟性をもったプラ素材のようです。(KATO旧動力のメカイスパーツやマイクロエースのメカイスに近い感触かと・・・)
なので、爪のハメコミや取り外しは壊れにくく、スカートパーツは比較的外れやすい(→メンテナンスしやすい)です。
一方、旧製品2モーターのモーターカバーや、TOMIXさんのメカイスのツメは、感触としては硬質プラで、慎重に取り外さないとツメが折れます。(私もやらかしたことがあり、めっちゃ焦ります)
なので、よほどのことがない限り、硬質プラ素材のメカイスは分解したくないです。
分解整備は自己責任ですので、破損等すれば有償修理となります。みなさんもお気を付けください。。。
おっと、話がそれましたが、鉄道模型は精密ですので、輸送時の衝撃等でパーツが外れていることがたまにあります。
ハメれば元に戻せるものがほとんどですので、ユーザー側でサクッと対応したいところです。
ただ、自身で手を入れると、その過程での破損は自己責任となりますので、整備に自信がない方は、届いた時のパーツが外れなどがあったときは購入店に相談してみましょう。(そういう意味では、リアル店舗の方が直接確認できますし、メンテナンスについても聞けるので頼りになると思います。)
梱包の状況
今回は、Joshinから通販で購入しました。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/K03-01_GM_31716_P1110321-1024x768.jpg)
宅急便コンパクトのような段ボールでの梱包です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/K03-02_GM_31716_P1110322-1024x768.jpg)
最近のJoshinさんは、段ボールの下敷きに商品をビニールパッキングして梱包してくださっています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/K03-03_GM_31716_P1110323-1024x768.jpg)
ビニールで固定されているので、非常に安心感のある梱包です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/06/K03-04_GM_31716_P1110324-1024x768.jpg)
試運転(10秒動画)
それでは、最後に試運転時の動画です。
10数秒程度の動画ですので、よろしければお楽しみください。
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました。