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GM キハ220形200番代 大分車3両セット をレビュー (GrennMax 品番:50742)



2023年5月、グリーンマックスよりキハ220-200がリニューアル発売されました。
前回品は2015年7月の発売ですので、約8年ぶりの再販です。

  • GreenMax <50742> JR九州キハ220形200番代 大分車 3両編成セット(動力付き) メーカーHP 発売日:2023年5月 当センター1編成在籍



前回品は、コアレスモーター化される直前の発売であり、M車は2モーターで室内表現はないものの、T社は座席パーツを取り付けるなど、力が入っている時期でもありました。

今回生産品は、コアレスモーター搭載、下回り共通パーツも現行製品にアップグレードされた製品となります。

T所長
T所長

いったい、どんなでき出来栄えなんでしょうか?
早速みていきましょう!




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フロントマスク・ライト



3両編成の両端、ダミーカプラー側(ライト点灯側)のお顔を見ていきます。

今回、ぱっと見のい一番の違いは、「おでこ」です。
行先表示シールはユーザー取り付けとなっており、製品そのままだと車体色のままとなってしまいます。


ヘッドライトは綺麗に点灯します。
行先表示はシールとなるため、非点灯です。

左:キハ220-202、右:キハ220-205



テールライトの点灯状態です。

左:キハ220-202、右:キハ220-205





ヘッドライトが明るく映るように、シャッタースピードを遅くしました。
かなり明るく点灯しているように見えますが、あくまで写真での演出です。

左:キハ220-202、右:キハ220-205





テールライトの点灯状態です。
シャッタースピードが遅いため、ヘッドライトに光漏れしているように見えますが、肉眼ではほとんどわかりません。

左:キハ220-202、右:キハ220-205




編成俯瞰



キハ220-202を先頭にした3両編成です。
一眼レフで撮影していますが、被写体との距離が近く、1両目中央以降がどうしてもボヤけてしまいます。。。



最後尾はキハ220-205です。こちらも2両目のキハ220-210(M)以降はボヤけてしまっていますね。。。




各車ディテール


キハ220-202(T)片側ライト点灯



リニューアル後の製品は、側面ガラスがグリーンスモーク、台車と床下機器はブラックグレーで引き締まった表情を見せてくれています。

なお、ライト点灯はダミーカプラー側のみとなっています。





キハ220-210(M)ライト非点灯



今回品からは、コアレスモーター搭載となっているため、2モーター動力と違い車内はすっきりしています。
こちらは模型上、中間動力車となりライトも点灯しません。いわゆる、中間封じ込めってやつです。





キハ220-205(T)片側ライト点灯



最後尾のトレーラー車です。
こちらもライトはダミーカプラー側のみの点灯です。




で、前回品ではライト非点灯の先頭部には、ライトケース(遮光ケース:黒いパーツ)は差し込まれていませんでしたが、今回品からは、ライトケースがセットされており、導光材も入っているようですので、ライト基板さえ調達すれば、すぐに点灯できる仕様となっているようです。




室内表現を観察



リニューアルに伴い、動力はコアレスモーター化、トレーラー車の下回り共通パーツも改良後のものとなっています。

キハ220-200は、セミクロスシート仕様となっていますので、前回はトレーラー車でのみ表現されていた室内がどうなっているのか分解してみると・・・


「えっ・・・!」



なんということでしょう・・・!?


室内はスッカラカン・・・・
クロスシート部分の室内表現がありません。


なぜか、T車はロングシート仕様のパーツのみが取り付けられています。




さて、気を取り直して、屋根上と床下を見ていきます。

改良されたライトグレーの下回りパーツに、ダークグレーで引き締まった台車、床下機器パーツが取り付けられています。もちろん、動力はコアレスモーター搭載で、床下もすっきりとしていますね。

せっかく、ここまで改良されているのに、クロスシート部分の表現を省略するなんて、、、なぜ!?という感じですね。




とはいっても、各社先頭部部分には、ライト非点灯部分も含めてライトユニット(黒色の遮光パーツ)が組み込まれています。
ライト点灯化させたい方は、ライト基板を調達すればすぐにできそうです。




パッケージ



さて、最後にパッケージを見ていきます。
グリーンマックスの小型ブックケースです。



紙スリーブの裏面です。



ブックケース本体の背表紙です。



ブックケース本体です。
グリーンマックスの小型ブックケースは、左から開封するようになっています。

(大型のケースは、TOMIXやKATO、マイクロエースと同じく、右側から開封する仕様なので、小型ケースのみなぜ!?って感じですが。)




開封すると、説明書・注意書きなどが封入されたビニール袋が現れます。



説明書を取ると、車両保護用のプチプチが二重にセットされています。



説明書裏面です。修理依頼票とシールが見えます。



シールです。各方面の行先がセットされていて、西は長崎、南は南延岡まで幅広い範囲をカバーしています。



説明書袋を取りました。
上から、キハ220-202(T)、キハ220-210(M)、キハ220-20(T)です。



パーツポケットには、ドローバーや幌などのパーツが封入されています。




開けてびっくり・・・!? 届いた製品はチェックしよう!



開封の儀の続きですが、キハ220-202(T)を取り出そうとすると、車輪がポロっと取れました。



初期不良というよりは、輸送中の振動などで、たまーにこのように車輪が外れていたり、台車が外れていたり、ボディが上手くはまっていなかったりすることがあります。



車輪をはめれば、何事もなかったようになりますので、ご安心を・・・。



で、キハ220-210(M)を取り出そうとしてみると・・・



なんと、動力台車が外れているではありませんか!?



まあ、これもわりとよくあることで、GM社のコアレスモーター仕様の動力は、台車が比較的外れやすい(壊れやすいということではないです)仕様のため、このように輸送時の振動などで外れていることもあります。



まあ、ハメれば元通りになるので、特に問題ないんですけどね・・・

はい、ご覧のとおり、ハメ込めばちゃんと動きます。


通販で購入した際は、できるだけ早めに届いた模型たちをチェックしてあげるといいです。
お店ごとに、購入後の初期不良受付期間など定められていますので、それに従ってください。


今回のように、すぐ元に戻せるような不具合であればいいのですが、塗装の大きな乱れやパーツの破損など、ごくまれに初期不良と呼ばれる個体にぶつかる可能性もあります。

実際、私も何度か初期不良があって、お店やメーカーに対応してもらったことがあります。
お手元に模型が届いたら、是非一度、チェックしてみてください。




一応お断りしておくと、ここでご紹介したことは、グリーンマックスさんの品質の問題だとか、配送業者さんの配送方法の問題を指摘したいのではありません。

あくまで、通販の場合は輸送中の振動などの影響もあり、ちょっとしたパーツの外れなどはありうるよ、ということなのです。
破損ではなく、パーツ外れくらいでしたら、自分でササっと手当できるといいですね。



梱包の状況



今回は、Joshinから通販で購入しました。



宅急便コンパクトのような段ボールでの梱包です。



最近のJoshinさんは、段ボールの下敷きに商品をビニールパッキングして梱包してくださっています。



ビニールで固定されているので、非常に安心感のある梱包です。




試運転(YouTube)



それでは、最後に試運転時の動画です。
20~30秒程度の動画ですので、よろしければお楽しみください。







それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました。





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