KATO 415系100番代(九州色) 試運転(カトー 10-1538、10-1539)

KATO

KATO 415系100番代(九州色) 試運転(カトー 10-1538、10-1539)


当車両センターの顔と言えば415系。
415系と名のつく1990年代以降のNゲージ完成品は、ほぼ全て当車両センターに在籍しています。


で、2023年現在で比較的新しい製品としては、KATOさんのフルリニューアルした415系となりますが、新色(常磐線新色)、九州色、国鉄色と発売されてきています。

今回は、当車両センターに4編成在籍しているKATO九州色についてご紹介していきます。

T所長
T所長

今回ご紹介する車両たちです

  • <10-1538> 415系100番代(九州色) 4両基本セット 発売日:2021/01/13 当センター2編成在籍
  • <10-1539> 415系100番代(九州色) 4両増結セット 発売日:2021/01/13 当センター2編成在籍

 → メーカーHP:415系100番代(九州色)




2015年製のTOMIX415系試運転はこちら

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製品レビュー


パッケージ開封



それでは、基本セット、増結セット、それぞれ当車両センターの第1編成をご紹介します。

<10-1538> 415系100番代(九州色) 4両基本セット



まずは、基本セットからみていきます。


パッケージは、KATO標準のブックケースとなっています。



紙スリーブの裏側です。左下に注意書きとリサイクルマークがあります。



ブックケースの背表紙です。

KATOさんの背表紙は、時代とともに英語表記だけのパターン、英語・日本語併記、日本語のみのパターンがあり、同じ製品でも生産時期により表記が異なっていたりします。


紙スリーブを外しました。こちらは英語表記・日本語併記となっていますね。



こちらが開封したところ。
説明書と各種シールが封入されたビニール袋が見えます。



説明書の外すと、車両保護用のプチプチが敷かれています。
なお、説明書は基本セット・増結セット共通となっています。



基本セットの車両たちです。
4両セットですが、下半分のウレタンは4両分の切り込みがあり、それをはずせば増結セットも収納できる仕様です。

上から、クハ411-222、モハ414-122(M)、モハ415-122、クハ411-122となっています。


付属品袋です。

付属品は、ドライバー(消灯スイッチ用:グレーのもの)、ジャンパ栓(白のパーツ2種:ジャンパホース付き、ジャンパホースなし)、胴受(黒のパーツ:クハ用)となっています。



<10-1539> 415系100番代(九州色) 4両増結セット



次は、増結セットをみていきます。


こちらもKATO標準ブックケースとなっています。
増結セットの4両は、メーカーとしては基本セットに収納することを考慮し、簡易パッケージとなっています。

基本・増結を基本セットのブックケースに収納し、増結のハコは処分されている方も多いかと思います。

ただ、私はコレクター気質があるため、基本的に購入時のまま保管しておく主義なのです。
コレクター目線で言えば、こういったパッケージそのものもコレクションの一つですので、基本も増結も小型ブックケース仕様だと気を遣わずにいいのでありがたいんですけどね・・・


何に気を遣うかというと、このような紙製パッケージは開封するときに、タック(差込み口)が痛むんですよね。


中古やオークションで紙箱パッケージの製品を入手すると、だいたいの場合、このタック(差込み)が折れ曲がってくたびれている状態となっています。

未開封新品と書かれているものでも、実際に届くと明らかに開封痕(タックの痛み)がある場合もあるため、気にされる方は購入や落札前に質問されることをおすすめします。

新品で購入する場合も、お店によっては検品時に開封し、開封痕がついてしまうこともあるようです。

実際、新品ということで通販で購入したときに、明らかに複数回開封されたようなパッケージで届いたこともあり、展示品だったのか、返品されたものなのかはわかりませんが、非常に残念な気持ちになったことがあります

なお、お店で検品する場合も、丁寧に対応されるお店ではこのような事はなく、綺麗な状態で届けていただけます。
実際、昔、私がお世話になっていた実店舗のお店では、このようなタイプのパッケージが痛まないように、検品時の開封を工夫されていました。



パッケージ論が長くなってしまいましたが、本題に戻ります。。。


紙スリーブの裏側です。
こちらは増結セット用の説明書きがされています。



開封し、中身を取り出しました。
発泡スチロールのケースにプラ製カバーで覆う仕様です。



左から、「プラカバー」、「車両ケース本体」、そして、その下に「説明書及びシールが封入された袋」という構成です。



ちなみに、車両ケース本体の発泡スチロールには、輸送中に車両がぐらつかないように、発泡スチロールの帯が縦に敷かれています。
中古品だと、この発泡スチロールの帯が処分されているものも見受けますね。



プラカバーを取り外して、増結セットの車両たちを見てみます。

上から、クハ411-203、モハ414-103(T)、モハ415-103、クハ411-103となっています。


付属パーツです。

付属品は、基本セットと同じ内容です。

ドライバー(消灯スイッチ用:グレーのもの)、ジャンパ栓(白のパーツ2種:ジャンパホース付き、ジャンパホースなし)、胴受(黒のパーツ:クハ用)となっています。


説明書は、半分折りにされ、方向幕等のシールと同封されています。

こちらも基本セットの内容と同じです。



サイドビュー



それでは、各車両のサイドビューです。
基本セット、増結セット別にみていきます。



<10-1538> 415系100番代(九州色) 4両基本セット


クハ411-222






モハ414-122(M)






モハ415-122






クハ411-122






<10-1539> 415系100番代(九州色) 4両増結セット


クハ411-203






モハ414-103(T)






モハ415-103






クハ411-103






ライトチェック



外観チェックの次は、ライトチェックをしていきます。


まずは、ヘッドライトの確認です。
左から、基本セット(クハ411-222、クハ411-122)、増結セット(クハ411-203、クハ411-103)となっています。

さすがはフルリニューアル後の製品です。
ヘッドライトは電球色、方向幕は白色となっています。


次に、テールライトです。
こちらも左から、基本セット(クハ411-222、クハ411-122)、増結セット(クハ411-203、クハ411-103)となっています。

こちらも方向幕は白色で点灯してくれます。


ヘッドライトとテールライトを交互に点灯させてみます。
左から、基本セット(クハ411-222、クハ411-122)、増結セット(クハ411-203、クハ411-103)となっています。



テールライトとヘッドライトを交互に点灯させてみます。
こちらも左から、基本セット(クハ411-222、クハ411-122)、増結セット(クハ411-203、クハ411-103)となっています。




ギャラリー


編成レビュー



クハ411-222を先頭にした8両編成



8両編成最後尾のクハ411-222



クハ411-103を先頭にした8両編成



8両編成最後尾のクハ411-103





カーブを走行する415系九州色
左が基本セット、右が増結セット(一部固定窓化)です。



左が増結セット(一部固定窓化)、右が基本セットです。





基本セット4両の俯瞰です。

基本セットはFo122編成のため、側面窓は全て原型のユニットサッシとなっているのが特徴です。




増結セット4両の俯瞰です。

増結セットはFo103編成のため、側面窓の一部が固定窓化されていて、このアクセントとなっています。




屋根上は、基本セット・増結セットとも、ベンチレーターが撤去されておりスッキリしています。(画像は増結セット)

クーラーが濃灰色、屋根のグレーは薄目です。
実車のイメージもそんな感じですが、模型を真上から眺めると色の違いがかなり目立ちますね。。。




左がFo103(増結背セット)、右がFo122(基本セット)です。

正面や横から眺めると、確かにクーラーの色見はこんな感じかな、とも思います。



ディテール




先頭部を見てみます。
左から、基本セット(クハ411-222、クハ411-122)、増結セット(クハ411-203、クハ411-103)です。

列車無線アンテナ、検電アンテナ、信号炎管(白)は別パーツとなっていて、最初から取り付け済です。



屋根上は、実車ではベンチレーター撤去跡がうっすら見えますが、模型ではツルツルです。
左がクハ411-122(基本セット)、右がクハ411-203(増結セット)です。



クハ411-222(基本セット)の屋根上です。



モハ414-122(基本セット)です。
側面窓は全てユニットサッシ、ツルツルの屋根にパンタ周りの緑色のガイシがアクセントになっています。



モハ414-103(増結セット)です。
側面窓は一部が固定窓化されています。屋根上は基本セットと同様、ツルツルの屋根にパンタ周りの緑色のガイシがアクセントになっています。



クハ同士の連結面です。
この連結が好きなので、何枚も撮ってしまいました。。。。


左がクハ411-203、右がクハ411-122です。


左がクハ411-203、右がクハ411-122です。


左がクハ411-203、右がクハ411-122です。


左がクハ411-203、右がクハ411-122です。


左がクハ411-203、右がクハ411-122です。

連結面に幌は取り付けられていません。
JR九州の415系は先頭貫通路は使われていませんでしたので、実車でもこんな感じになっています。

どこからどう見ても九州の415系となっています。


試運転



それでは、最後に試運転時の動画です。
素人でブレブレですが、ご容赦ください。。。


クハ411-103を先頭とする8両編成(クハ411-200のトイレ側)


クハ411-103を先頭とする8両編成(クハ411-200のトイレ反対側)


KATO・TOMIX 415系九州色の共演







それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました。





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