通電メンテナンス KATO 883系「ソニック」 リニューアル車 7両セット AO-18編成 2020年ロット(品番:10-288)

KATO

通電メンテナンス KATO 883系「ソニック」 リニューアル車 7両セット AO-18編成 2020年ロット(品番:10-288)



KATO 883系リニューアル車(AO-18編成)2020年ロットを走行させる際、クモハのライト不点灯とモハ(M)のカクツキ走行があったため、メンテナンスしました。


今回は、クモハ(クロハも同じ)の分解方法と、トレーラー車の車輪清掃、KATO振り子機構を見ていくとともに、KATOのフライホイール搭載前M車の車輪清掃方法も書いていきます。


この記事を読むと、KATOの初代振り子機構を搭載した車両と、非フライホイール動力の簡単なメンテナンス方法を理解することができますので、是非参考にしてみてください。



T所長
T所長

今回ご紹介するのは、KATO <10-288> 883系「ソニック」 リニューアル車 7両セット(2020年ロット)となります。
メーカーHP


AO-18編成の走行シーンはこちら
AO-18編成の開封記録はこちら
883系2次車【AO-3】編成の入線記録はこちら




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メーカーHP:KATO <10-246 / 10-1475 / 10-1798> 883系「ソニック」 リニューアル車

※ 10-288、10-1475は、2023/11時点で品薄のため、新品・中古とも定価以上の価格設定をしているお店もあるため、導入される場合は設定価格に注意してください!


<10-288> 883系「ソニック」 リニューアル車(AO-18編成) 7両セット【今回ご紹介のセット】


<10-1475> 883系「ソニック」 リニューアル車(AO-4編成) 7両セット


<10-1798> 883系 「ソニック」 リニューアル車 (AO-3編成) 7両セット




クモハ883-8 通電メンテナンス





車輪のメンテナンスだけであれば、ボディを分解する必要はありませんが、分解したほうが簡単にメンテナンスできるので、とりあえず分解します。


画像はクモハ883-8です。

ご連のとおり、ボディ、床下、台車に分解すると、車輪清掃はしやすくなります。




883系分解のポイントですが、先頭スカートがボディと一体(画像右)となっていますので、分解の際は床板にセットされている先頭部ダミーカプラー(画像左)をひっかけないように注意が必要です。





台車はネジ留めではなくハメコミです。
わりと固めに止まっていますので、外すときには力加減に注意が必要です。





連結面側の台車もはめ込みで止まっています。
こちらもはめ込みは固めです。





なお、台車のハメコミは、台車中心ではなく、連結面側に偏って止められています。
台車を外す際は、中心からオフセットになっていることも考慮して力加減に工夫が必要です。





台車の集電シューと床板の接点には、床板の通電板(銀色のパーツ)が外側から中央にむかってナナメに取り付けられていることがわかります。

この部分が振り子機構となっていて、台車留めを中心からオフセットすることにより、カーブ走行時に集電シューと通電版のが左右で触れる高さが異なり、車体が傾く仕組みとなっています。





で、このクモハのライトがチラつくため、接点を清掃していきます。
画像にあるように、爪楊枝にティッシュを巻いくと、細かい部分を清掃できます。




運転台側の床板接点は、台車ピンの両側に弧の字の細い溝となっています。先ほどの爪楊枝ティッシュにクリーナーを含ませ、拭いていきます。





次に、車輪を外すと、集電シューのピボット軸をクリーナーで拭いていきます。





ピボット軸は、車輪の軸との接点になりますので、汚れていることがあります。
先ほどのクリーナーを含ませた爪楊枝ティッシュの先端を使って、このピボット軸の中を清掃します。



車輪の先端も汚れていますので、クリーナーを含ませたティッシュなどで拭き上げます。





連結面側の振り子機構側は、通電板と台車集電シューの接点が汚れていますので、こちらも拭き上げます。(通電板に線状に擦り傷がついていて、この部分が汚れます。

また、台車集電シューの先端(床板の通電板との接点)も汚れていますので、こちらも拭き上げます。




メーカーHP:KATO <10-246 / 10-1475 / 10-1798> 883系「ソニック」 リニューアル車

※ 10-288、10-1475は、2023/11時点で品薄のため、新品・中古とも定価以上の価格設定をしているお店もあるため、導入される場合は設定価格に注意してください!


<10-288> 883系「ソニック」 リニューアル車(AO-18編成) 7両セット【今回ご紹介のセット】


<10-1475> 883系「ソニック」 リニューアル車(AO-4編成) 7両セット


<10-1798> 883系 「ソニック」 リニューアル車 (AO-3編成) 7両セット




モハ883-208(M) 通電メンテナンス





次に、M車の車輪の汚れを清掃します。

メンテナンスの王道は、台車を分解して清掃するのが一番ですが、車輪踏面の清掃だけであれば、最小限の分解だけでメンテナンスすることができます。


分解まではメンドクサイ・・・という場合は、このズボラメンテを試してみてください。




ということで、まずは動力の分解です。ボディを外します。





動力を裏返すと、車輪と面の清掃がしやすくなります。
車輪清掃には、綿棒にクリーナーを含ませて拭き上げるといいのですが、M車の場合はT車と違い、車輪が固定されているため、見えている部分しか拭き上げ出来ませんん。



で、どうするかというと、動力に通電させて、回転する車輪に綿棒を当てて拭き上げる、というズボラな方法を試すのです。




KATOの非フライホイール動力は、メカイスパーツ(座席の背もたれが表現されているモーターカバー)の一部に切り欠きがあり、金色の通電板が見えています。





この通電板に、うまく通電させることができれば車輪を回転させることができます。





画像のように、TOMIXのフィーダーを使って、先ほどの通電板に電圧をかけると車輪が回転します。
そこにクリーナーを含ませた綿棒をあてて、メンテナンスするとラクチンです。





これができるのが、こちらのTOMIXの<5538> ワイドレール・スラブレール用D.C.フィーダーN です。メーカーHP

フィーダーに接点が二つでていて、この部分がちょうどKATO動力の通電板にうまくハマるんですね。
ズボラな方法ですが、ラクチンですので是非試してみてください。




最後に、M車の振り子機構についてです。
画像のように台車の動力を止めているピンが、斜めにセットされていることがわかります。



動力と台車が止まっている部分を拡大したところです。
台車がカーブで首を振ると、ナナメに止まっている部分で台車高さが左右で調整され、振り子のように車体を傾ける仕組みとなっています。

ちなみに、台車のピンは折れやすいので、台車を取り外すときは力任せではなく、動力側のパーツを広げて無理なく台車を外すように注意が必要です。



メーカーHP:KATO <10-246 / 10-1475 / 10-1798> 883系「ソニック」 リニューアル車

※ 10-288、10-1475は、2023/11時点で品薄のため、新品・中古とも定価以上の価格設定をしているお店もあるため、導入される場合は設定価格に注意してください!


<10-288> 883系「ソニック」 リニューアル車(AO-18編成) 7両セット【今回ご紹介のセット】


<10-1475> 883系「ソニック」 リニューアル車(AO-4編成) 7両セット


<10-1798> 883系 「ソニック」 リニューアル車 (AO-3編成) 7両セット




試運転(10秒動画)



それでは、最後に試運転時の動画です。
10数秒程度の動画ですので、よろしければお楽しみください。











それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました。





メーカーHP:KATO <10-246 / 10-1475 / 10-1798> 883系「ソニック」 リニューアル車

※ 10-288、10-1475は、2023/11時点で品薄のため、新品・中古とも定価以上の価格設定をしているお店もあるため、導入される場合は設定価格に注意してください!


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