昨年末に入線速報をお届けしたグリーンマックスの811系(未更新車)ですが、ようやくゆっくり撮影できました。
今回は品番<50758>の8両セットのご紹介となります。ぜひ、最後までご覧くださいませ。
今回の記事では、「グリーンマックス <50758> JR九州811系100番代+0番代 8両編成セット(PM104編成+PM16編成)【初回生産限定仕様】」(2023年12月発売)を見ていきます!
JR九州811系 各セットの内容
グリーンマックスの811系は、以下2形態(いずれも未更新車)にて発売されております。
品番 | 品名 | 税抜価格 | 税込価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|---|
31771 | JR九州811系(0番代)4両編成セット(動力付き)(PM6編成) | 22,000 | 24,200 | 2023.12 |
50758 | 【初回生産限定仕様】JR九州811系(100番代+0番代)8両編成セット(動力付き)(PM104編成+PM16編成) | 39,500 | 43,450 | 2023.12 |
各セットの編成図は次のとおりです。
<31771> JR九州811系(0番代)4両編成セット(動力付き)
◇ クモハ810-6 モハ811-6(M) サハ811-6 クハ810-6 PM6編成
<50758> 【初回生産限定仕様】JR九州811系(100番代+0番代)8両編成セット(動力付き)
◇ ◇ クモハ810-104 モハ811-104 サハ811-104 クハ810-104 クモハ810-16 モハ811-16(M) サハ811-16 クハ810-16 PM104編成+PM16編成 グリーンマックス HPより引用
<31771> JR九州811系(0番代)4両編成セット(動力付き)(PM6編成) の内容
実車と製品の特長をメーカーHPより引用します!
実車紹介
JR九州811系は、1989(平成元)年から製造された交流型の車両です。ステンレス構体を採用し車体の軽量化と、主要機器の高性能化により最高速度120km/hを実現しました。車内はオール転換クロスシートとし、クハ810形にはトイレが設置されました。
グリーンマックス HPより引用
北部九州の鹿児島本線や日豊本線、長崎本線での普通・快速列車を主に使用されていますが、登場時は臨時急行列車としての運用もされていました。
2016(平成28)年よりリニューアル工事が実施され制御機器の更新のほか、デザインを水戸岡鋭治氏が監修のもと、塗装カラーリングの変更、座席をロングシートへ変更、車椅子スペースの設置などが施されました。
811系はリニューアル化が進んでおり、8両セットのPM104編成は2024年8月現在で未更新車を維持しておりますが、PM16編成は2023年6月にリニューアル化が完了しPM2016編成となっております。
【2nd-train.net】
【JR九】811系PM16編成が試運転表示で小倉方面へ
【JR九】811系PM2016編成小倉総合車両センター更新工事を終えて出場
また、4両セットのPM6編成も貴重な未更新車となっており、2024年9月15日には811 系未更新車で行く!リバイバル急行「ひのくに」の旅の当該車両として、PM6編成が抜擢されております。
811系は2028年までに全編成のリニューアルが予定されており、未更新車のクロスシートや独特のモーター音を楽しめる機会も年々少なくなりそうです。
製品の特長
- JR九州811系未更新車を完全新規金型にて製品化
- 未更新車の強化型スカート交換後、車外スピーカー設置後の姿を再現
- 初回生産限定仕様の8両セットには実車デビュー当時のパンフレット(レプリカ)が付属
- 車両番号、JRマーク、ATS表記、エンド表記、所属・定員表記、NEW RAPID TRAIN 811ロゴは印刷済み
- 前面・側面種別行先表示、前面編成番号、優先席は付属ステッカー(新規製作)からの貼付式
- 列車無線アンテナ、信号炎管はユーザー取付け
- 交流機器、避雷器、中間連結部の貫通幌は取付け済み
- ヘッドライト(電球色)、テールライト(赤色)、前面行先表示・編成番号表示(白色)が点灯
- 中間に入る先頭車のライトは非点灯
- フライホイール付きコアレスモーター動力ユニット搭載
- ドローバーホルダー付きスカートが付属
- 他社製車両と連結出来るカプラーアダプター付きスカートが付属
- 専用デザインのスリーブを採用
- 実車デビュー当時のパンフレット(復刻版・レプリカ)を封入
【PM104編成+PM16編成】
グリーンマックス HPより引用
◇ ◇ クモハ810-104 モハ811-104 サハ811-104 クハ810-104 クモハ810-16 モハ811-16(M) サハ811-16 クハ810-16 ← 門司港|荒尾 →
上記のほか、GMさんでは小田急1000形より採用された、「一体型床下機器(動力車を除く)」、「標準装備となる中間連結部の貫通幌」も、GM811系の見どころでもあります。
なお、紹介文の「ドローバーホルダー付きスカートが付属」とあるのは、中間封じ込めのクハ810-104、クモハ810-16に取り付けられている、ということになります。付属品としてのパーツは「カプラーアダプター付きスカート」となります。
概観をざっくり俯瞰
開梱後、車両たちをとりだしました。上4両のPM104編成となります。
中間連結部の妻面には、幌が標準装備とされております。
PM104編成+モハ811-16(M)を床下から眺めたところです。
上4両のPM104編成のモハ811-104はトレーラー仕様のため、他の車両たちと同様の一体型床下機器となります。
一番下のモハ811-16(M)は、動力付きのため、床下機器は左右分割式となっております。
フロントマスク・ヘッドライト・テールライト
ライト点灯車(クモハ810-104、クハ810-16)
無灯状態
ヘッドライト点灯状態
ヘッドライトは電球色、前面行先表示・編成番号表示は白色で点灯しますが、画像だとわかりにくいですね。
肉眼ではヘッドライトの色味が違うのがわかりますので、ご安心ください。
テールライト点灯状態
ヘッドライト・テールライトを交互に点灯
ライト非点灯車(クハ810-104、クモハ810-16)
8両セットで中間封じ込め設定となるクハ810-104、クモハ810-16については、ライト基盤は搭載されておりません。(ライト非点灯)
オリジナルではドローバーでの連結とされており、ドローバーホルダー付きスカートが標準装備となります。
なお、こちらのスカートは、ダミーカプラー装備のスカートと比べると、開口部が広く設定されております。
さてさて、スカート開口部がどの程度違うのか、各編成ごとに見てみましょう。。。
PM104編成
ダミーカプラー仕様のクモハ810-104(左)に比べ、ドローバーホルダー仕様のクハ810-104(右)は、スカート開口部が広く設定されております。
なお、クハ810-104(右)は、ドローバーを取り付けた状態です。
PM16編成
ドローバーホルダー仕様のクモハ810-16(左)は、ダミーカプラー仕様のクハ810-16(右)に比べ、スカート開口部が広く設定されております。
ちなみに、ドローバーホルダー付きスカートは、ドローバーホルダーとTNカプラー(JC25)の下回りを交換すれば、TNカプラー化ができます。
各車フロント・サイドビュー
クモハ810-104
サイドビュー俯瞰
2-4位側
1-3位側
サイドビュークローズアップ
2-4位側
1-3位側
フロントクローズアップ
GM811系の売り、実車に忠実なスカート周り
実車に忠実なスカート開口部とダミーカプラーにより、スカート周りは引き締まった表情です。
運転台下の「NEW RAPID TRAIN 811」のロゴも綺麗に印刷されています。
ライト関係
2-4位側
ヘッドライト点灯
テールライト点灯
1-3位側
ヘッドライト点灯
テールライト点灯
屋根上クローズアップ
2-4位側
1-3位側
モハ811-104(T)
サイドビュー俯瞰
2-4位側
1-3位側
サイドビュークローズアップ
2-4位側
1-3位側
屋根上クローズアップ
2-4位側
1-3位側
サハ811-104
サイドビュー俯瞰
2-4位側
1-3位側
サイドビュークローズアップ
2-4位側
1-3位側
屋根上クローズアップ
2-4位側
1-3位側
クハ810-104
サイドビュー俯瞰
1-3位側
2-4位側
サイドビュークローズアップ
1-3位側
2-4位側
各部クローズアップ
ドローバーホルダー付きスカートに、ドローバーをセットしている状態です。
連結面クローズアップ
左:クハ810-104(1-3位側)、右:クモハ810-06(2-4位側)
左:クモハ810-06(1-3位側)、右:クハ810-104(2-4位側)
屋根上クローズアップ
1-3位側(クハ810-104)
2-4位側(クハ810-104)
クモハ810-16
サイドビュー俯瞰
2-4位側
1-3位側
サイドビュークローズアップ
2-4位側
1-3位側
各部クローズアップ
ドローバーホルダー付きスカートのため、スカート開口部が広めです。
連結面クローズアップ
左:クハ810-104(1-3位側)、右:クモハ810-06(2-4位側)
左:クモハ810-06(1-3位側)、右:クハ810-104(2-4位側)
屋根上クローズアップ
2-4位側(クモハ810-16)
1-3位側(クモハ810-16)
モハ811-16(M)
サイドビュー俯瞰
2-4位側
1-3位側
サイドビュークローズアップ
2-4位側
1-3位側
屋根上クローズアップ
2-4位側
1-3位側
サハ811-16
サイドビュー俯瞰
2-4位側
1-3位側
サイドビュークローズアップ
2-4位側
1-3位側
屋根上クローズアップ
2-4位側
1-3位側
クハ810-16
サイドビュー俯瞰
1-3位側
2-4位側
サイドビュークローズアップ
1-3位側
2-4位側
フロントクローズアップ
GM811系の売り、実車に忠実なスカート周り
実車に忠実なスカート開口部とダミーカプラーにより、スカート周りは引き締まった表情です。
運転台下の「NEW RAPID TRAIN 811」のロゴも綺麗に印刷されています。
ライト関係
1-3位側
ヘッドライト点灯
テールライト点灯
2-4位側
ヘッドライト点灯
テールライト点灯
屋根上クローズアップ
1-3位側
2-4位側
ドローバー連結とカント付きカーブレール
ドローバーで連結する場合、伸縮機構がないため、カーブレールを通過できるか確認が必要です。
特に、カント付きレールの場合、内側に傾いて走行するため、妻面同士が接触しないか特に注意が必要です。
私の線路システムは、基本的にTOMIXを使用しており、カーブレールの規格は、半径の小さいものから280R、317R、354R、391Rとなります。カント付きレールの半径も同様です。
811系同士を連結した場合
さて、811系同士をTOMIXの最小半径カント付きカーブレールの280Rを通過させてみます。
ご覧のとおり、特段問題ないです。思いっきり走らせることができますね。
811系と817系・BEC819系を連結した場合
今回は、817系・BEC819系シリーズを代表して、クモハBEC819-5に登場してもらいます。
クハ810-104とクモハBEC819-5を連結したところです。
直線区間のため、当たり前ですが妻面がぶつかることはありません。
カント付きレールを通過させてみます。最小半径の280Rです。
さてさて、連結面はどうなっているのでしょうか・・・?
811系と817系・BEC819系の連結の場合、811系の妻面にゆとりがある分、全く問題なさそうです。
分かりやすく、内側からみたところです。280Rの走行を内側からみたところです。
最小半径のカント付きカーブレール280Rでも、ここまで余裕があるため、811系と817系・BEC819系を連結させるときは、TOMIXのカント付きレールだと妻面の接触を気にする必要はなさそうです。
参考:817系(819系)同士を連結した場合
カント付きカーブレールで最小半径となる280Rは、811系同士、又は、811系と817系(BEC819系)の連結では問題ありませんでしたが、817系同士、817系とBEC819系、BEC819系同士だと、妻面が接触するため、317R以上の半径で走行させた方が良いです。
BEC819系同士であれば、280Rではご覧のとおり接触してしまいます。。。
317Rの場合、なんとかギリギリ、隙間ができております。
おまけ
パッケージ
GM811系の8両セット(初回生産限定仕様)の外スリーブは、表面は実車先頭部のイラストの特別仕様となっております。
スリーブ裏側です。
こちらも特別仕様となっており、各編成のイラストとなっております。
PM104編成
PM16編成(2023年6月にリニューアル化でPM2016編成となっております。)
スリーブ上端の「GREENMAX」ロゴ
スリーブの底はロゴなどなく真っ白です。
なお、スリーブ外側のビニールは、私の方でかぶせたものであり、メーカー出荷時の付属ではありません。
背ラベルです。こちらにも【初回生産限定仕様】の文字が印刷されております。
スリーブを外しました。こちらのラベルにも【初回生産限定仕様】の文字が記載されております。
ブックケース裏面です。無地でなにもありません。
車両セットをラベルが見える位置より俯瞰
スリーブ開口部です。2ヶ所の爪で留まっています。(他の大型ブックケースと同様です。)
ブックケース本体を開封しました。
注意書き、復刻パンフレット、説明書、修理依頼票、シールが封入されたビニールがまず目に入ります。
復刻パンフレットは、この向きにすると811系のお顔だとわかりますね。
■NEW RAPID TRAIN 811 ロマンティック などの言葉から、811系が登場した1989年(平成元年)当時の雰囲気が伝わってきます。
注意書きもしっかり封入されております。
説明書袋を裏返しました。
説明書裏面、修理依頼票、シールが見えます。
シールを拡大したところです。内容は4両セットと同じものです。
行先は鹿児島本線のみで、日豊本線などの運用は含まれておりませんねw
説明書などが封入されたビニール袋を取ると、車両保護用のプチプチが敷かれております。
動力付きのセットの場合、プチプチは二枚重ねとなっております。
PM104編成
PM16編成(2023年6月にリニューアル化でPM2016編成となっております。)
車両保護用のプチプチを取ると、車両たちが現れます。
上4両がPM104編成(動力無し)、下4両がPM16編成(動力有り)となります。
PM104編成(クモハ810-104、モハ811-104、サハ811-104、クハ810-104)
PM16編成(クモハ810-16、モハ811-16、サハ811-16、クハ810-16)
パーツポケットです。
「ドローバー」、「他社製車両と連結出来るカプラーアダプター付きスカート」、ユーザー取付けの「列車無線アンテナ」「信号炎管」が封入されております。
「カプラーアダプター付きスカート」を活用するには、別途、KATOのASSYパーツが必要です。
GMさんが推奨する組み合わせは次のとおりです。
KATOカプラー組み合わせ①
グリーンマックスHPより引用
・カプラー本体:28-250-01 KATOカプラー密連形#2(10個入)
・カプラー受け:Z04-1961 先頭車カプラー受(黒)(10個入)
・電連:Z04K9864 電連2段(313系)(10個入)
※カプラー本体と受けは741911C3 前面カプラーS#2(2個入)でも代用可
または
KATOカプラー組み合わせ②
・カプラー本体:28-250-2 KATOカプラー密連形#2(10個入)
・カプラー受け:Z04-1961 先頭車カプラー受(黒)(10個入)
・電連:Z04X9367 2段電連(青灰)(10個入)
※カプラー本体と受けは74211C3 前面カプラーS(E353系)(2個入)でも代用可
※①と②は成型色の違いのみで、形状・機能は同一です。お好みに合わせて選択してください。
※連結する車両のKATOカプラーがフック付きの場合は、上記カプラー本体へ交換が必要です。
梱包状態
今回はJoshinさんの通販で購入しました。
届いた状態がこちらです。
小箱が4両セット、大箱が8両セットとなります。
8両セットが一つ梱包されておりますが、比較的深めの段ボールです。
段ボールを開梱しました。段ボールの底敷き(段ボール板)に車両セットが載せられビニールパッキングされております。
段ボールの大きさは、車両セットの大きさにはちょうど良いですが、1セットだけの梱包だと深さについては持て余し気味となっております。
段ボールから取り出しました。段ボール板に車両セットが載せられビニールパッキングされております。
納品書も同封されております。
ビニールパッキングから取り出しました。
外スリーブに納品書が養生テープ?で取り付けられています。
納品書を取り外しました。
養生テープ?を丁寧に剥がせば、紙製外スリーブが痛むことはありません。ご覧のとおり綺麗な状態です。
特別仕様のパッケージが目を引きます。
スリーブ裏側です。
こちらも特別仕様であり、開梱時にワクワクしてきますね。
Joshinさんでは、段ボール内でビニールパッキングされるため、とても安心感がありますね。
ということで、今回はGM811系のうち、8両セットをご紹介しました。
GMさんの力作ですので、是非手にしたいモデルになっているかと思います!
現時点(2024年9月20日時点)でまだ入手可能なようですので、あなたの車両区にもGM811系を導入されてはいかがでしょうか?
グリーンマックス 811系 を探してみる
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!
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