MicroAce GreenMax

JR九州811系、グリーンマックスから発売決定!(品番:31771、50758)



既にご存じの方も多いかと思いますが、グリーンマックスさんから811系が発売されます!

811系といえば、今から20年前の2003年12月にマイクロエースから発売され、つい最近も再生産されたロングセラーモデルでもあります。
それから20年を経て、ついにグリーンマックスが殴り込みに入る、というわけです。


今回は、そんな気になるGM811系について、マイクロエースの811系を参考にしながら、製品構成をご紹介しつつ、個人的感想やGM製品への期待を書きたいと思います。

この記事を読んでいただくと、予約を迷われているあなたの背中を押せるかと思いますので(笑)、ぜひ最後までご覧いただければと思います。



グリーンマックス 811系 導入速報はこちら





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グリーンマックス811系の製品構成とは



セット構成


現在、811系は未更新車の0番代、100番代(200番代)と、リニューアル更新車の1500番代(2000番代、7600番代、8100番代)が存在しています。

今回、グリーンマックスからは2種のセットが発売される予定で、次のとおりどちらも未更新車の0番代、0番代+100番代となっています。

商品番号商品名編成番号両数税込価格発売時期
31771JR九州811系(0番代)4両編成セット(動力付き)P6編成4両24,200円2023年12月以降
50758【初回生産限定仕様】JR九州811系(100番代+0番代)8両編成セット(動力付き)P104編成+P16編成8両43,450円2023年12月以降


4両セット:P6編成

メーカーHP:グリーンマックス <31771> JR九州811系(0番代)4両編成セット(動力付き)

「クモハ810-6(ライト点灯)、モハ811-6(M)、サハ811-6、クハ810-6(ライト点灯)」


8両セット:P104編成+P16編成

メーカーHP:グリーンマックス <50758> 商品名 【初回生産限定仕様】JR九州811系(100番代+0番代)8両編成セット(動力付き)

「クモハ810-104(ライト点灯)、モハ811-104(T)、サハ811-104、クハ810-104(ライト点灯)」+「クモハ810-16(ライト点灯)、モハ811-16(M)、サハ811-16、クハ810-16(ライト点灯)」




出典:写真AC(ninochan555さん)




商品の特徴


以下、グリーンマックスHPより商品の特徴を引用します。

4両セット、8両セット共通

  • JR九州811系未更新車を完全新規金型にて製品化
  • 未更新車の強化型スカート交換後、車外スピーカー設置後の姿を再現
  • 車両番号、JRマーク、ATS表記、エンド表記、所属・定員表記、NEW RAPID TRAIN 811ロゴは印刷済み
  • 前面・側面種別行先表示、前面編成番号、優先席は付属ステッカー(新規製作)からの貼付式
  • 列車無線アンテナ、信号炎管はユーザー取付け
  • 交流機器、避雷器、中間連結部の貫通幌は取付け済み
  • ヘッドライト(電球色)、テールライト(赤色)、前面行先表示・編成番号表示(白色)が点灯
  • フライホイール付きコアレスモーター動力ユニット搭載
  • ドローバーホルダー付きスカートが付属
グリーンマックスHP


8両セット

  • 中間に入る先頭車のライトは非点灯
  • 他社製車両と連結出来るカプラーアダプター付きスカートが付属

【初回生産限定仕様】☆

  • 初回生産限定仕様の8両セットには実車デビュー当時のパンフレット(レプリカ)が付属☆
  • 専用デザインのスリーブを採用☆
  • 実車デビュー当時のパンフレット(復刻版・レプリカ)を封入☆

☆「専用デザインのスリーブ」と「実車デビュー当時のパンフレット(復刻版・レプリカ)」は、初回生産分のみの仕様です。 再生産時には付属しませんのでご了承願います。

グリーンマックスHP



このように、4両セットと8両セットの基本的仕様は同じです。ただ、8両セットのみの特徴もありますので、以下個人的感想を書きたいと思います。



セット構成等に関する個人的感想


先頭車のカプラー問題



811系と言えば、811系同士をはじめ、813系、817系、821系との混結運用をどのように再現するか?がNゲージを楽しむ上でのポイントになるかと思います。

GM社の811系同士や817系との混結であれば、ドローバーホルダー付きスカートに交換のうえドローバーでの連結でも良いですが、KATO813系との連結では、KATOカプラーアダプター付きスカートがないと不便です。

KATOカプラーアダプター付きスカートは、8両セットのみの同梱となるようです。
4両セットは別売りという謎設定となっていますので、KATO813系と連結しようと考えられている方は、別途スカートの調達が必要です。


また、Joshinさんの予約ページを除いてみると、以下の記載がされています。

【別売りオプション】
GM 室内照明ユニット(狭幅・白色)(No.8461:2本入り・No.8462:4本入り)
CP カプラーアダプター(発売予定)※別途KATO社製クモハ383前面用カプラーセット(4785-1C3)必要
KATO クモハ383前面用カプラーセット(4785-1C3)
TOMIX TNカプラー(密連型【電連付】・グレー)(JC25)(先頭部のみ対応)

Joshinさん予約ページ_2023年7月29日時点


なんと、オプションとしてTNカプラー(復元スプリングが線バネタイプの旧式TNカプラー)が設定されています。

GMさんの公式ページではTNカプラーがオプションであることは確認できませんでしたが、Joshinさんの情報が正しいとすると、マイクロエースの811系更新車・未更新車との連結や、813系各種との混結も楽しめそうですね。



8両セットのライト



最近のGM社の先頭車ライトは、消灯スイッチが搭載されています。

ですが、セット中間にくる先頭車についてはライト基板が省略される傾向にあり、今回の8両セットの中間クハ・クモハについてはライト基板が搭載されていません。

8両セットを分割し、0番代のみの4両で運転したいと思われる方は、クモハ810-16のライトは点灯しない仕様のため、注意が必要です。(共通仕様の別売ライト基板が適合するのであればよいのですが。。。)

せっかく消灯スイッチという機構があるので、8両セット中間のクハ・クモハにもライト基板を搭載してくれてもいいのには、と個人的には思うところです。(お値段の関係もあるんでしょうが。。。)



コレクター魂をくすぐる8両セット初回限定仕様


商品の特徴に記載されているとおり、8両セットについては、初回生産分のみ「専用デザインのスリーブ」と「実車デビュー当時のパンフレット(復刻版・レプリカ)」仕様となっています。

8両セットが仮に再生産されたとしても、専用スリーブとパンフレットは付属しないようですので、コレクターの方で購入を迷われている方がいらっしゃれば、予約されておくことをお勧めします。



メーカーHP:グリーンマックス <31771> JR九州811系(0番代)4両編成セット(動力付き)

「クモハ810-6(ライト点灯)、モハ811-6(M)、サハ811-6、クハ810-6(ライト点灯)」


メーカーHP:グリーンマックス <50758> 商品名 【初回生産限定仕様】JR九州811系(100番代+0番代)8両編成セット(動力付き)

「クモハ810-104(ライト点灯)、モハ811-104(T)、サハ811-104、クハ810-104(ライト点灯)」+「クモハ810-16(ライト点灯)、モハ811-16(M)、サハ811-16、クハ810-16(ライト点灯)」




革新的モデルであったマイクロエース811系



実車の811系とマイクロエースの811系を俯瞰



まずは実車から。

とある日の門司港駅です。
813系R006編成の隣に、811系P101編成が並んでいます。



その隣には、今は亡き415系Fo125編成です。愛しの415系鋼製車です。な、懐かしい・・・(涙
そして、Fo125の隣には813系R108編成が並んでいます。





そして、こちらがマイクロエースの811系です。
2018年7月に発売された更新車1500番代です。(2021年10月にも再生産されています。)

マイクロエース<A6731>811系1500番代4両セット



ぱっと見、どこからどう見ても811系です。


マイクロエースの811系は、2003年当時、同社の製品構造を大きく改善したモデル(と、私は認識しています)でもあり、今見ても十分通用するモデルでもあります。


N歴の長い方はよくご存じだと思いますが、当時のマイクロエースのモデルでは、フロントリフト現象、動力車の車高不揃い現象などがありました。

フロントリフト現象とは、先頭車のライト基板(遮光ケース)と床板が干渉し、先頭部だけが浮き上がってしまう現象です。
(手持ちに画像がないので説明が難しいですが、ググればすぐに出てくると思います。)

811系では、遮光ケースのボディ側にセットするのではなく、床板側に固定し、フロントリフトを解消した画期的な製品です。
(他のモデルが先かもしれませんが、九州モノでいえば、という理解でお願いします。)

そして、動力車の車高もうまく調整され、遮光不揃いも解消された画期的な製品となったのです。




そんなマイクロエース811系にも、弱点があったのです。
何かというと・・・



マイクロエース811系をよーく見てみると・・・



さきほどの実車画像をアップにしてみます。



うううっ・・・何度見ても415系が懐かしいです。。。(涙


おっと、話がそれました。




で、マイクロエースの811系をアップにしてみます。

マイクロエース<A6731>811系1500番代4両セット



各種レタリングも細かく再現されており、素晴らしいモデルですねぇ


ん、でもなんか違和感・・・
と思われたあなた、その感覚、合ってますよ!




もう一度実車です。





模型です。

マイクロエース<A6731>811系1500番代4両セット





いったい、どこに違和感があるのでしょう?



答え合わせ:違和感の正体とは・・・



では、答え合わせをば。

これも、ご存じの方も多いと思いますが、モデルの方はスカート開口部がまあまあ広いんです。

マイクロエース<A6731>811系1500番代4両セット





ね、実車の開口部は、先頭部非常扉よりちょっと広いくらいですよね。





マイクロエースのスカートは、TNカプラーへの交換を想定された設計となっており、TNカプラー胴受幅に合わせどうしても広く設計されているんですね。

マイクロエース<A6731>811系1500番代4両セット



その分、ボディ側も切り欠きが広くなってしまい、気付いてしまうと違和感を感じてしまうポイントでもあります。


でも、それもまたコレクションの楽しみにもなるんですよね。
マイクロさんの811系はこんな感じだけど、GMさんはこういう風に表現してるね、みたいな。



メーカーHP:グリーンマックス <31771> JR九州811系(0番代)4両編成セット(動力付き)

「クモハ810-6(ライト点灯)、モハ811-6(M)、サハ811-6、クハ810-6(ライト点灯)」


メーカーHP:グリーンマックス <50758> 商品名 【初回生産限定仕様】JR九州811系(100番代+0番代)8両編成セット(動力付き)

「クモハ810-104(ライト点灯)、モハ811-104(T)、サハ811-104、クハ810-104(ライト点灯)」+「クモハ810-16(ライト点灯)、モハ811-16(M)、サハ811-16、クハ810-16(ライト点灯)」




GM811系の商品特徴や試作品から出来栄え妄想する



GMの811系試作品を見ると、ダミーカプラー用のスカートは、適切な大きさで表現されているようです。
そのため、ボディの切り欠きもちょうどよい広さで表現されていますね。

詳しくはグリーンマックスさんのHPを参照ください → https://www.greenmax.co.jp/gm-poster/2023/07/230712a.html


先頭車同士の連結は、ドローバー若しくはKATOカプラー(オプション)での連結となります。

また、Joshinさんの販売ページだと、【別売りオプション】で「TOMIX TNカプラー(密連型【電連付】・グレー)(JC25)(先頭部のみ対応)」とされていていますので、メーカーHPに記載はないものの、TNカプラーにも対応するのであれば、マイクロエース車との連結も楽しめそうです。




マイクロエースの811系(左:1500番代更新車、右:100番代)

マイクロエース<A6731>811系1500番代4両セット、<A6732>811系100番代改良品4両セット



GMさんは、今回は0番代と100番代の製品化ですが、いずれは1500番代も製品化するのではないかとみています。
ただ、床下機器の作り込みが必要ですので、もしかすると当面0番代、100番代のバリエーション展開となるのかもしれません。

(キハ200、キハ220-200も数多く製品化されていますが、キハ220-1100、1500は製品化されてないですしね。。。)

817系では、かなりのバリエーションで製品化されていますので、今後もしかすると、811系も怒涛の勢いで様々な編成が製品化されるのかもしれません。。。お財布には厳しいことになるかもです(笑)

出典:写真AC(ninochan555さん)





で、もう一度メーカーページで試作品を見てください → https://www.greenmax.co.jp/gm-product/31771.html

GM811系は、屋根パーツがボディと別になっていて、試作品の段階だとボディと屋根の境界が少し目立つ感じです。



比較対象として、マイクロエースの画像アップです。
屋根はボディと一体成型のため、GMさんのような屋根とボディの境界線がそもそもありません。

マイクロエース<A6732>811系100番代改良品4両セット(屋根とボディは一体成型となっています)



おそらく、GMさんの試作品もかなりアップで撮られているため、画像で見ると境界が目立つかな、という感じでしょうが、恐らく普通に遊ぶ分にはそこまで気にならないのではないかと思います。



また、GMさんはこれまで連結面幌の表現がないものが多かったですが、811系では幌が標準装備となるようです。
さらに、動力以外の床下機器は、これまでの床板に各種パーツを取り付けるのではなく、一体成型となるようです。

817系や819系でどんどん出来が良くなってきたGM完成品ですが、811系で連結面幌や床板一体成型などさらなる進化が期待される製品となりそうです!



発売時期は2023年の12月を予定されており、年内に間に合えば楽しい年末年始になりそうですね!(お財布には厳しくなりますが・・・)


ということで、私も早速、両セットとも予約いたしました!

メーカーHP:グリーンマックス <31771> JR九州811系(0番代)4両編成セット(動力付き)

「クモハ810-6(ライト点灯)、モハ811-6(M)、サハ811-6、クハ810-6(ライト点灯)」


メーカーHP:グリーンマックス <50758> 商品名 【初回生産限定仕様】JR九州811系(100番代+0番代)8両編成セット(動力付き)

「クモハ810-104(ライト点灯)、モハ811-104(T)、サハ811-104、クハ810-104(ライト点灯)」+「クモハ810-16(ライト点灯)、モハ811-16(M)、サハ811-16、クハ810-16(ライト点灯)」




参考:マイクロエース 811系未更新車 走行シーン(10秒動画)



最後に、マイクロエース811系100番台未更新車の走行シーンをお楽しみください!






それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!




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メーカーHP:グリーンマックス <31771> JR九州811系(0番代)4両編成セット(動力付き)

「クモハ810-6(ライト点灯)、モハ811-6(M)、サハ811-6、クハ810-6(ライト点灯)」


メーカーHP:グリーンマックス <50758> 商品名 【初回生産限定仕様】JR九州811系(100番代+0番代)8両編成セット(動力付き)

「クモハ810-104(ライト点灯)、モハ811-104(T)、サハ811-104、クハ810-104(ライト点灯)」+「クモハ810-16(ライト点灯)、モハ811-16(M)、サハ811-16、クハ810-16(ライト点灯)」




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