現在、381系で運行されている特急「やくも」は、2024年春以降に273系に置き換えられる予定となっており、いよいよ元祖振り子電車の381系にも引退の時が迫ってきました。
今回は、最後の活躍を見せている381系やくもについて、2016年に撮影した実車の紹介と、当車両センターに在籍している381系ゆったりやくも(KATO:10-1451)を見ていきたいと思います。
実車紹介
2016年8月に青春18きっぷの旅をしてたときのこと。
米子駅に降りたつと、そこには発車しようとしているゆったりやくもカラーの381系がいたんです。
多客期だからでしょうか。堂々の9両編成となっていました。
うおっ、9連の381系スゲー!
興奮しながら慌ててカメラを向ると、次の瞬間、381系はゆっくりと発車していったのです。
先日、撮りためた画像をみていると、たまたまその時の動画がでてきたのでご紹介したいと思います。
実車編成
急いで動画に収めたため、画像が荒いですがご容赦ください。。。
また、画像がブレていて、判読可能な範囲で車番を記載していますが、間違いがあるかもしれません。。。
1両目は、恐らくクハ381-138と思われます。
こちらは塗装も比較的綺麗ですが、2両目のモハは色が少し褪せているようです。
2両目は、モハ381-83と思われます。
窓周りの帯が色褪せしてますね。
3両目は、モハ380-283と思われます。
2両目と同様、こちらも色褪せしています。
4両目は、恐らくクモハ381-502と思われます。
3両目のモハは色あせていますが、こちらのクモハは比較的色は綺麗でした。
5両目は、モハ380-81と思われます。
クモハ381-502とMM’ペアを組んでいますが、こちらの方が若干色褪せているように見えます。
6両目は、恐らくサハ381-229と思われます。塗装の色褪せはないです。
このサハは、もともとサロで運用していたものを普通車に格下げした車両で、窓のセンターピラーが特徴の編成アクセント珍車です。
7両目は、恐らくモハ381-71と思われます。
6両目と同様、こちらも色褪せは派生していません。
8両目は、恐らくモハ380-71と思われます。
この車両は色褪せが目立ち、ところどころ補修せている姿が少し痛々しいです。
最後尾9両目は、クロ380-6と思われます。
画像ではわかりにくいですが、側面窓周りの塗装が色あせています。
当時目撃した編成は、
クハ381-138
モハ381-83
モハ380-283(元モハ380-83)
クモハ381-502(元モハ381-81→クモハ381-2)
モハ380-81
サハ381-229(元サロ381-29→サハ381-29)
モハ381-71
モハ380-71
クロ380-6(元サロ381-26)
だったものと思われます。
製品レビュー
それでは、2018年に発売された「KATO 10-1451 381系「ゆったりやくも」6両セット」(※)についてみていきます。
購入当時、パッケージ開封のみ行い、試運転をしていなかったため、今回はライトチェックと走行チェックも行いました。
(※)本製品は2022年8月に再生産されていますが、私が所有し今回ご紹介するのは2018年に生産された初回ロットとなります。
KATO「10-1452」ゆったりやくも(ノーマル編成)についての紹介記事はこちら(まもなく公開予定)
2023年3月発売予定の「やくもリニューアル編成」
「ゆったりやくも」仕様に改装される前は、グレーの車体色にグリーンとイエローの帯を巻いた塗装のやくもリニューアル編成となっており、2023年3月にKATOより新製品として発売される予定です。
メーカーHP
新商品(やくもリニューアル編成)の詳しい仕様や編成例をご確認いただけます
10-1777 381系 「やくも」 (リニューアル編成) 6両基本セット
10-1778 381系 「やくも」 (リニューアル編成) 3両増結セット
こちらの塗装は実物を見たことがありませんが、コレクションとしては加えたい製品です。先日、ついつい予約をしてしまいました。。。
商品を探す
今回紹介する製品です。
ノーマル編成はこちらです。
2023年3月新発売のやくもリニューアル編成です。
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パッケージ開封
まずは、パッケージ外観から。
KATO標準のブックケースとなっています。
紙スリーブの裏側です。
ブックケースの背表紙です。
紙スリーブを外しました。
パッケージ裏面です。
特に印刷等ないため、写真に収めても何がなんだかわからないですよね。。。
こちらが開封したところ。
説明書が見えます。2018年ロットですので、最新版の2022年ロットの説明書とは、実車の紹介内容が若干異なっているようです。
説明書を取ると、車両保護用のプチプチが見えます。
車両保護用のプチプチをはずすと、車両たちが見えてきます。
上から、
●クロ380-7(元サロ381-27)
●モハ380-74
●モハ381-74
●モハ380-268(元モハ380-68)
●モハ381-68
●クハ381-142
となっています。
左上にはパーツコーナーがあります。
このセットでは、付属品は「トレインマーク変換用ドライバー」のみとなっております。
付属品がシンプルすぎて、Ready to Go状態です!
ゲンコツ型先頭車とパノラマ先頭車です。
付属のシールです。
各行先は拡大すれば読める精度です。(判読可能な形での撮影が難しかったので、こちらでご勘弁を・・・)
説明書を裏返すと、Assyパーツ一覧表となっています。
右下を見ると、2018年ロットであることがわかります。
サイドビュー
それでは、各車両のサイドビューです。
クロ380-7(元サロ381-27)
モハ380-74
モハ381-74
モハ380-268
モハ381-68
クハ381-142
ライトチェック
外観チェックの次は、ライトチェックをしていきます。
ヘッドライト、方向幕、LED愛称幕ともに綺麗に点灯してくれます。
テールライトも美しく点灯してくれますね。
ギャラリー
編成画像
クロ380-7を先頭にカーブを走行するゆったりやくも
クハ381-142を先頭にカーブを走行するゆったりやくも
381系といえば、やはりカーブでの振り子ですよね。
カント付きレール+KATO車体傾斜装置付きなので、とても実感的なカーブ走行を表現することができます。
ディテール
381系は自然振り子であり、空調関係も床下に設置されているため、屋根上はガーランドベンチレーターのみですっきりとしています。
車端部の「ゆったりやくも」のロゴ(画像中央)も綺麗に表現されていますね。
走行シーン
つたない動画ですが、よろしければご覧ください。
クロ380-7を先頭とした走行シーン
クハ381-142を先頭にした走行シーン
まとめ
KATOさんのゆったりやくもは、誰がどうみても381系と思える非常によい仕上がりとなっています。
後付けパーツも行き先方向幕のみであり、買ったらすぐに眺めても良し、走らせても良しの素晴らしい内容です。
車番もしっかり印刷され、前面方向幕も綺麗に光ってくれます。
TOMIXやKATOのカント付きレールで走らせてあげると、車体傾斜装置と相まって、ニヤニヤするほどの実感的な走行シーンを楽しむことができます。
いよいよ有終の美を迎えようとする381系。
実際に引退となると、とても寂しいと思いますが、模型の世界では永遠にその姿の眺めることができます。
381系ファンの方や、山陰特急ファンの方は、是非そろえておきたい一品かと思います。
今回は、以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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今回紹介する製品です。
ノーマル編成はこちらです。
2023年新発売のやくもリニューアル編成です。
新商品の詳しい仕様や編成例などは、メーカーページからご確認いただけます。
10-1777 381系 「やくも」 (リニューアル編成) 6両基本セット
10-1778 381系 「やくも」 (リニューアル編成) 3両増結セット