2024年2月、復活国鉄色をまとい筑肥線・唐津線で活躍する103系1500番台がマイクロエースより発売となりました。
マイクロエースの103系1500番台といえば、初回製品化は2007年とロングセラーモデルとなっていますが、今回発売の製品は一体どのような出来なのでしょうか?
各車アップにて撮影してみましたので、是非最後までご覧ください!
JR九州の筑肥線・唐津線で活躍している「<A1021> 103系1500番代 復活国鉄色 3両セット」(2024年2月発売)をみていきます!
マイクロエース 筑肥線・唐津線 関連製品
マイクロエースのロングセラーモデル、103系1500番台。
まずは、これまで発売された製品をまとめてみました!
ロングセラー商品よろしく、実車同様にバリエーション豊かなモデル化となっています。
全てコレクションされたい方は、参考にどうぞ。。。
(今回ご紹介する復活国鉄色には、下表に黄色マーカーを引いております。)
103系1500番台
品番 | 品名 | 税抜価格 | 税込価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|---|
A1020 | 103系1500番代 クーラー交換車 6両セット (E17+E18編成) | 27,100 | 29,810 | 2021.01 |
A1021 | 103系1500番代 復活国鉄色 3両セット (E12編成) | 16,300 | 17,930 | 2024.02 |
A2450 | 103系1500番台・登場時 6両セット (E3+E4編成) | 17,500 | 19,250 | 2007.07 |
A2451 | 103系1500番台 国鉄色 JRマーク・スカート付 6両セット (E7+E8編成) | 19,400 | 21,340 | 2011.06 |
A2453 | 103系1500番台 国鉄色+JR九州色 分割編成 6両セット (E11+E12編成) | 22,400 | 24,640 | 2013.10 |
A2457 | 103系1500番台・JR九州色・初代・分割編成 6両セット (E13+E14) | 19,000 | 20,900 | 2007.07 |
A2458 | 103系1500番台 JR・赤(新塗装) 6両貫通 6両セット (E01+E02編成) | 21,400 | 23,540 | 2013.10 |
A2459 | 103系1500番台 JR九州新塗装 分割編成 6両セット (E11+E12編成) | 20,000 | 22,000 | 2011.06 |
2007年時代には、6両で税込み2万円をきる商品もありましたが、Nゲージ業界の値上げラッシュによりそれは過去のものとなっています💦
と、価格のことはさておき・・・
103系1500番台は、6両固定の「E1+E2編成」~「E9+E10編成」までの30両と、分割編成の「E11+E12」~「E17+E18」の24両がいましたが、2024年現在、305系の導入により6両固定編成は全車廃車、分割編成のうちE11・E15・E16編成は廃車となっています。
E13・E14、E17・E18編成は、パートナーこそ健在ではありますが、現在は3両での運用のみであるため、昔のように6両編成の雄姿は現在見ることはできません。
今回ご紹介する復活国鉄色のE12編成は、もともとE11編成とペアを組んでいたわけですが、この相方であるE11編成は既に廃車であるため、E12編成はパートナーのE11編成亡きあと、孤軍奮闘しております。
で、模型化された編成を見てみると、面白いことに、E12編成は、なんと3回も製品化されていることがわかります。
A2459では新塗装、A2453では登場時の国鉄色、A1021では復活国鉄色での製品化であり、3回のうち2回は国鉄色での製品化だったんですね~
編成番号 | <品番 / 発売日> |
---|---|
E1+E2編成(6両固定)廃車 | <A2458 / 2013.10> JR・赤(新塗装) |
E3+E4編成(6両固定)廃車 | <A2450 / 2007.07> 国鉄色 登場時 |
E5+E6編成(6両固定)廃車 | — 製品化なし — |
E7+E8編成(6両固定)廃車 | <A2451 / 2011.06> 国鉄色 |
E9+E10編成(6両固定)廃車 | — 製品化なし — |
E11+E12編成(3両+3両)E11編成のみ廃車 | <A2459 / 2011.06> JR九州新塗装 <A2453 / 2013.10> JR九州色(E11)・国鉄色(E12) <A1021 / 2024.02> 復活国鉄色(E12編成のみ) |
E13+E14編成(3両+3両) | <A2457 / 2007.07>JR色・初代塗装 |
E15+E16編成(3両+3両)廃車 | — 製品化なし — |
E17+E18編成(3両+3両) | <A1020 / 2021.01> JR九州新塗装 |
あらためて一覧にして見てみると、製造総数54両というかなり少数派の車両ながら、36両もの車両たちが製品化されており、製品化率は2/3となっています。(さらに、E11編成は2形態での製品化、E12編成は3形態での製品化です。)
103系1500番台をみたついでに、303系も見てみましょう。
303系
品番 | 品名 | 税抜価格 | 税込価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|---|
A2870 | 303系登場時 6両セット (K01編成) | 17,500 | 19,250 | 2008.02 |
A2871 | 303系改造後 6両セット (K02編成) | 17,500 | 19,250 | 2008.02 |
A2872 | 303系 K01編成 トイレ設置後 6両セット (K01編成) | 34,800 | 38,280 | 2024.03 |
303系はK01~K03編成までの3編成しか存在しません。マイクロエースからは3タイプ製品化されておりますが、K01編成が2タイプ製品化されており、K03編成は製品化されておりません・・・
ちなみに・・・、16年ぶりに生産されたA2872の価格設定は、2008年の2倍の金額となっています💦
購入時に手が震えそうです(*_*)・・・もちろん購入しましたが。
103系1500番台(復活国鉄色)、303系K01編成の最新モデルはこちらよりご購入いただけます。
マイクロエース A1021 103系1500番代 復活国鉄色 3両セット
マイクロエース A2872 303系 K01編成 トイレ設置後 6両セット
<A1021> 103系1500番台 復活国鉄色 3両セット の内容
実車と製品の特長をメーカHPより引用しますね。
まずは、実車紹介です。
1982年、筑肥線・唐津線の電化投入用ならびに翌年より開始された福岡市営地下鉄との直通運転用車両として新製されました。走行用機器は103系1000・1200に準じたものを主に使用していますが、車体の構造などは201系や105系に近く、103系のなかでも異色の存在です。登場時は水色を基調とし、アイボリー帯の塗装でした。1980年代末期以降スカートの取付が行われたほか、1990年代半ばよりメタリックグレイを基調とし、赤・黄を配した塗装に変更されました。また、末端区間における運用効率を考慮し、6両固定編成から3+3両に分割可能なように中間車に運転台を取り付ける改造が1989年から一部編成に対して行われました。2003年頃から塗装を303系に準じたものに再度変更されているほか、法改正にともなってトイレの増設も実施されました。2023年8月、3両1編成を登場時の国鉄色に変更し大きな話題となりました。
マイクロエース HPより引用
次に、製品の特長です。
マイクロエース HPより引用
- ヘッドライト、テールライト、前面表示器点灯(ON-OFFスイッチ付)
- フライホイール付動力ユニット搭載
- A1020(2021年2月出荷)を基にしたバリエーション製品
- 2023年8月に復活した国鉄色を早くも製品化
- 床下機器・台車はダークグレー、ベンチレーター撤去、クーラーは新型を搭載した姿
- イベントで表示された行先を収録したシールを新規作成
後ほどご紹介しますが、イベントで表示された行先として「西唐津」「快速 福岡空港」「快速区間 唐津~筑前前原 博多」が付録としてついています。
最後に、セット内容です。
【103系1500番台 復活国鉄色 セット内容】
マイクロエース HPより引用
◇ クモハ103-1512 モハ102-1512 クハ103-1512
ヘッドライト・テールライト
左にクモハ103-1512、右にクハ103-1512を並べ、ライト点灯状態を撮影します。
ヘッドライト点灯状態
テールライト点灯状態
暗がりで撮影してみました。
シールを付けてない影響もあり、行先方向幕が光りすぎですね・・・
ヘッドライト点灯状態
テールライト点灯状態
方向幕部分がかなり明るいですが、シールを貼るといい感じになるのでしょうかね・・・
各車フロント・サイドビュー
クモハ103-1512
サイドビュー俯瞰
ズラリと並ぶ床下抵抗器が圧巻です。
フロントクローズアップ
ヘッドライト点灯
ワイパーも綺麗に表現されています。クリームの帯の回り込みもとても綺麗ですね。
なお、実車のクモハには現在幌は取り付けられていないようですが、モデルでは幌付きとなっています。
テールライト点灯
マイクロエースのお家芸、繊細な印刷!
乗務員室の窓には、「選択改良」「乗務員室」の文字が綺麗に印刷されております!
もちろん、反対側の乗務員扉にも「選択改良」「乗務員室」の印刷がされています。
サイドビュークローズアップ
逆サイド
モハ102-1512(M)
サイドビュー俯瞰
連結面クローズアップ
左がクモハ103-1512、右がモハ102-1512(M)です。
なんとなく、M車の車高が高い気がします・・・(昔のマイクロエースによくみられた現象です)
肉眼では気づきませんでしたが、画像で見ると目立っている気がします・・・
私は画像で見るまで車高の差には気づきませんでした・・・
いったん気付くと、肉眼でも気になるのかもしれません。
サイドビュークローズアップ
逆サイド
クハ103-1512
サイドビュー俯瞰
フロントクローズアップ
ヘッドライト点灯
テールライト点灯
こちらも乗務員室の窓には、「選択改良」「乗務員室」の文字がきれいに印刷されています。
左がモハ02-1512、右がクハ103-1512です。
こちらはそこまで車高の差は気になりません。
サイドビュークローズアップ
逆サイド
103系1500番台(復活国鉄色)、303系K01編成の最新モデルはこちらよりご購入いただけます。
マイクロエース A1021 103系1500番代 復活国鉄色 3両セット
マイクロエース A2872 303系 K01編成 トイレ設置後 6両セット
各車分解にて俯瞰
試運転ついでに分解してみます。
編成全体を横から俯瞰
屋根上から俯瞰
ボディと下回りを分解
分解後に床下側から俯瞰
で、今回分解してみて思ったのですが、両先頭車の運転室側が床板と爪で結構固めにハマっていて、モハのようにパカッと分解というわけにはいきませんでした。
下の画像の、黒いライトケースからガラスパーツが伸びているかと思いますが、この部分が紫色の座席パーツと噛み合うようになっていて、結構堅くハマっているわけです。
分解の際は、この部分がハマっていることを意識しながら、変にねじったりしないように丁寧に分解しましょう。
分解後のクモハです。
T車なので、ロングシートも再現されています。
マイクロエースでは、通勤型でつり革を再現しているモデルもありました。ロングシートの両脇に小さな穴があり、つり革を再現するときのパーツをはめ込む場所となりますが、今回のモデルではつり革まで再現されてはいません。
つづいて、モハの分解です。こちらはシートまでは再現されていませんが、つり革パーツを差し込む穴は用意されています。
クハの分解です。
こちらも運転室側が結構堅くハマっていました。
下の画像のとおり、黒いライトケースから伸びている透明のガラスパーツの先端がツメになっていて、床板の紫色の座席パーツにかっちりはめ込まれています。
すこしボケていますが、こちらの画像でガラスパーツ先端が爪のようになっているのがわかるかと思います。
クハは当然T車なので、ロングシートが再現されています。
【実車】E12編成のパートナー、小倉工場に佇むE11編成
そういえば、小倉工場で103系1500番台をみたな・・・と思って昔の画像をあさってみたところ、なんと、E12編成のパートナーのE11編成でした。
2018年の小倉工場祭りで目撃したのですが、E11編成はこの後解体されたようで、現存しておりません。
小倉工場に佇むE11編成
奥からクハ103-1511、モハ103-1511、クモハ102-1511
クモハ102-1511
奥からクハ103-1511、モハ103-1511
813系と並ぶE11編成
E11編成の隣には、小倉工場入場中の813系RM230編成(現RM3430編成)が佇んでいました。
クモハ102-1511のお顔アップ。
色褪せや雨染みが見られ、哀愁を漂わせております。連結器も廃車回送時のままなのか自連となっています。
クハ813-230のアップです。
廃車置き場にいますが、その後修繕され運用復帰、現在は座席撤去のうえRM3430編成となっています。
E11編成全景(クハ先頭)
裏に回ってみると、E11編成のクハ103-1511のお顔を見ることができました。
スカートの左半分と連結器が撤去されています・・・
クハ103-1511のお顔アップ。
こちらも色褪せ、雨染みはありますが、クモハと比べると綺麗な印象。
ただ、スカート半分、連結器が撤去されています。
サハ813-230も、まるで廃車体のようです。
サハと並ぶクハ
同じ廃車置き場にいながら、E11編成は既に解体、RM230編成は運用復帰後に座席撤去・安全カメラを設置しRM3430編成に改造され現役という運命をたどっております。
直流車と交流車、運用上では絶対に交わらない車両たちは、この場で何を話していたのでしょうか・・・?
下半分はドア下踏み台や連結器、スカートが撤去されており、部分的に解体されている様相です。
ただ、上半分だけ見ると、まだまだ現役の様相です。屋根上のループアンテナも見えます。
サハ813-230の妻面です。
半永久連結器が外されているのも面白いですね。
パッケージ
マイクロエースでは、出荷時にスリーブ保護ビニールがついているようです。
このように、ビニールで覆われています。ビニールの開口は上ではなく、横(製品名の記載のある側)となります。
ビニールを外すと、当たり前ですがスリーブが現れます。
スリーブの裏側です。
側面の商品名などの表示です。
スリーブを外しました。
ブックケース裏面です。
ブックケース本体を開封しました。
プチプチ、車両説明・シールが封入されたビニールが見えます。右下には三角コーナーがありますね。
プチプチと右下の三角コーナーを取り外しました。
説明書・シールが封入されたビニールをとると、車両保護ビニールが敷かれています。
車両保護ビニールを取りました。
先ほどの説明書袋の裏にシールが封入されています。
シールを拡大したところです。
イベントで表示された行先シールとして、「西唐津」「快速 福岡空港」「快速区間 唐津~筑前前原 博多」も付録としてついています。
梱包状態
今回はJoshinさんの通販で購入しました。
届いた状態がこちらです。
段ボールに少々ダメージがあるようです。
この程度であれば、特段問題ないかと思いますが、とりあえず開梱しましょう。
最近のJoshinさんは、数年前と比べ、ブックケースタイプのセットだと、一回り大きな段ボールで届くようになりました。
今回は、E12編成とともに、「<A8581> ヨ28000 2両セット」も一緒に注文しました。
同梱にあたっての梱包も非常に丁寧です。
E12編成のブックケースに直接ヨ28000を載せると、輸送時にプラケースとスリーブがこすれて傷がつく可能性が非常に高いですが、ブックケースとプラケースの間に緩衝材として段ボールを敷いてくれています。
本当に安心できる梱包です。
段ボールにダメージはありましたが、中身はこのようにビニールパッキングされているため、全然ダメージがありません。
段ボールの高さがかなり高いのがわかります。この梱包だと、四隅にダメージがあっても中身は大丈夫でしょう。
パッキングから取り出しました。
ヨ28000をとると、E12編成のブックケースが現れます。
メーカーのスリーブ保護ビニールに、恐らくJoshinさんの出荷作業で固定テープを付けてくれているようです。(このテープは、ゆっくり剥がせばビニールにダメージを与えることなく外せます。)
このような梱包ですので、輸送時のキズ、スレ等はありません。
Joshinさんの梱包はいつも安心感がありますね。
ということで、今回は103系1500番台、E12編成をご紹介しました。
あなたの車両区にも、懐かしの国鉄色E12編成を導入されてはいかがでしょうか?
103系1500番台(復活国鉄色)、303系K01編成の最新モデルはこちらよりご購入いただけます。
マイクロエース A1021 103系1500番代 復活国鉄色 3両セット
マイクロエース A2872 303系 K01編成 トイレ設置後 6両セット
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!