前回に続き、今さら感が満載レビューとなる2021年5月発売のマイクロエース西鉄5000形のご紹介です!
2024年7月現在、5000形は引退の動きが続いており、今後9000形の増備により完全に置き換えられるようです。
今回は昭和53年(1978年)製造の5000形初期車5008Fのご紹介となりますが、実車のほうは残念ながら2022年3月に運用離脱、その後廃車となっております。
発売当初(2021年5月)は現役でしたが、現時点(2024年7月)では既に過去帳入りとなってしまった「マイクロエース <A6658> 西鉄5000形(5008F)4両セット」(2021年5月発売)をみていきます!
マイクロエース 西鉄5000形 これまでの発売履歴
現行製品(2021年5月発売)
品番 | 品名 | 税抜価格 | 税込価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|---|
A6657 | 西鉄5000形 3両セット (5104F) | 15,000 | 16,500 | 2021.05 |
A6658 | 西鉄5000形 4両セット (5008F) | 18,400 | 20,240 | 2021.05 |
2021年5月の製品化では、上記の2種類となっております。
残念ながら、2024年7月時点でこれらの編成は廃車済みとなっております。
今回は、昭和53年1月製造の5008F(A6658)のご紹介となります。
以前のリリース製品群(前回生産品)
品番 | 品名 | 税抜価格 | 税込価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|---|
A6650 | 西鉄5000形 第2編成・登場時(黄帯) 3両セット (5102F) | 14,500 | 15,950 | 2013.05 |
A6652 | 西鉄5000形 旧社紋 4両セット (5005F) | 16,600 | 18,260 | 2013.05 |
A6655 | 西鉄5000形 新社紋 3両セット (5112F) | 13,200 | 14,520 | 2010.12 |
A6656 | 西鉄5000形 新社紋 4両セット (5010F) | 15,200 | 16,720 | 2010.12 |
これらの製品群のうち、2013年5月に発売された5102F、5005Fは、先頭部ヘッドライトケースが丸形の原型ライト仕様となっていました。
なお、いずれも既に発売から10年以上が経過しておりますので、新品入手は難しいです。
どうしても入手されたい方は、ヤフオクやメルカリなどで、状態をしっかり確認されて購入する、という方法もあります。
2024年7月現在、2月に発売された西鉄2000形は、まだ入手可能なようです。
いずれ品薄、在庫切れになると思いますので、気になってる方はお早めに入手されることをお勧めします。
西鉄2000形を入手してみる
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<A6658> 西鉄5000形(5008F)4両セット の内容
実車と製品の特長をメーカーHPより引用します!
実車紹介
西日本鉄道では1975年に新型通勤電車となる5000形を登場させました。20m級3扉の車体は普通鋼製で先頭部は両端に丸みがつけられた切妻構造を採用し、運転席側前面窓にはパノラミックウィンドウが採用されて視野の拡大が図られました。特徴ある左右非対称のデザインはその後の西鉄通勤車に受け継がれていきました。また、5000形では車体外部塗装が一新され、現在のアイスグリーン色の車体にボンレッドの帯を配したデザインとなりました。1991年までに3両編成と4両編成の合計で40編成136両が登場しており、西鉄電車の中では最大の両数を誇ります。ラッシュ時は特急としても運用されており、名実共に天神大牟田線の主力車両として活躍を続けています。
マイクロエース HPより引用
製品の特長
- マイクロエース私鉄電車シリーズの更なる充実
- ヘッドライト、テールライト、前面表示器点灯。LED使用
- フライホイール付動力ユニット搭載
- 新CIロゴ貼付け後の姿
- スカート形状を見直し
- 弱冷房車ステッカーが横長のものに変更された後の姿
【5008F】
マイクロエース HPより引用
◇ ク5008 モ5208 モ5308(M) ク5508 ← 大牟田|福岡(天神) →
概観をざっくり俯瞰
サイドビューを俯瞰 [← 福岡(天神)|大牟田 →]
上から、ク5508、モ5308(M)、モ5208、ク5008です。
サイドビューを俯瞰 [← 大牟田|福岡(天神) →]
上から、ク5008、モ5208、モ5308(M)、ク5508です。
上から俯瞰 [← 福岡(天神)|大牟田 →]
上から、ク5508、モ5308(M)、モ5208、ク5008です。
床下側から俯瞰 [← 福岡(天神)|大牟田 →]
上から、ク5508、モ5308(M)、モ5208、ク5008です。
フロントマスク・ヘッドライト・テールライト
両先頭車を正面から
5008Fの前面は、ク5008はグレーHゴム、ク5008が黒Hゴムとなっています。
なお、両先頭車とも電動車ではないため、”ク”となります。
先頭車連結面側妻面より
ヘッドライト点灯状態
テールライト点灯状態
行先表示がかなり明るいですが、ヘッドライト・標識灯、テールライトは綺麗に点灯しています。
各車フロント・サイドビュー
ク5008
サイドビュー俯瞰
サイドビュークローズアップ
乗降扉左車端部の製造銘板
製造銘板の文字はさすがにクリアに判読できませんが、恐らくこんな記載なのかと…(違ってたらゴメンナサイ)
形 式 ク5000
定 員 140人
自 重 28瓲
製造年月 昭和53年1月
製 造 所 川崎重工
左乗降扉上の弱冷房車ステッカー
乗降扉上のステッカーは、拡大すればなんとか判読できそうです!(後発の西鉄2000形 [A1896、A1897] の方が、印刷はクリアな印象です。)
この車両は冷房を弱めにしています。(冷房使用時)
Mildly Air-conditioned Car
旧社紋にかえ追加されたCIロゴ
右乗降扉の左右にある車番と検査票(検査票の外枠はレタリングで表現)
車番
検査票
検査票の外枠は、レタリングで表現されております。
検査票の文字も「18.10、15.3、筑紫工場」と書いてあるようです?(間違ってたらゴメンナサイ)
この大きさで判読可能なところがすごいですよ!
右乗降扉上の弱冷房車ステッカー
逆サイド
フロントクローズアップ
ヘッドライト点灯
Hゴムはグレーです
テールライト点灯
曲面ガラスのハメコミはとても良いです。
ただ、ライトケースが若干浮いているように見えます。もう少しハメコミ精度がよければ・・・ね。
西鉄では8000形まで採用されていたトムリンソン式連結器
モ5208
サイドビュー俯瞰
サイドビュークローズアップ
乗降扉の左右にある車番と検査票(検査票の外枠はレタリングで表現)
逆サイド
モ5308(M)
サイドビュー俯瞰
サイドビュークローズアップ
乗降扉左車端部の製造銘板
製造銘板の文字はさすがにクリアに判読できませんが、恐らくこんな記載なのかと…(違ってたらゴメンナサイ)
形 式 モ5000
定 員 150人
自 重 36瓲
製造年月 昭和53年1月
製 造 所 川崎重工
乗降扉の左右にある車番と検査票(検査票の外枠はレタリングで表現)
車番
検査票
外枠は、レタリングで表現されております。
検査票の文字も「18.10、15.3、筑紫工場」と書いてあるようです?(間違ってたらゴメンナサイ)
この大きさで判読可能なところがすごいですよ!
モ5308とク5508の連結面
屋根上よりパンタ部を俯瞰
逆サイド
ク5504
サイドビュー俯瞰
サイドビュークローズアップ
乗降扉の左右にある車番と検査票(検査票の外枠はレタリングで表現)
逆サイド
フロントクローズアップ
ヘッドライト点灯
テールライト点灯
特長的なトムリンソン式連結器
先頭部屋根上の検電アンテナ
モ5308(M)をボディと動力ユニットに分解
ボディと動力ユニットを分解、メカイスはロングシート仕様のため何の表現もありません。
ボディのガラスパーツのツメがダイキャストの窪みにハマって固定する仕組みです。
下半分の動力ユニットには、メカイス(赤モケットを再現したモーターカバー)とダイキャストがメカイスのツメで留まっています。
モーターカバーを開封するには、ツメをこじって開ける必要がありますが、不必要な力を加えるとツメが折れる可能性があるので、むやみやたらに開封しないほうが良いです。
反対側からも見てみます。
さきほどと同じく床下側からの眺め。ボディガラスパーツのツメとダイキャストの窪みでボディをはめ込む仕組みです。
ボディと動力ユニットの分解はさほど難しくないですが、慣れるまでは力加減に気を付け、自分自身の手の爪でボディやパーツを傷つけないように注意が必要です。
Nゲージならではの編成
当車両センターで快調に走行していたク5008ですが・・・
点検のため一時休車となり、5008Fの制御車に急遽ク9503と組み替えて運用しております。
ク9503を先頭に疾走する5008F(筑紫行きですが、福岡(天神)方面に疾走)
モ5308とク9503の連結面
そんなに違和感ない・・・わけないっすね。
そのそばには、検査のため編成分割された5104Fモ5304.と、9001Fモ9301が並んでおります。
と、Nゲージならではの遊びもできるわけですねw
みなさま、お付き合いいただきありがとうございます😅
パッケージ
マイクロエースのブックケースは、メーカー出荷時にスリーブ保護用ビニール(※)がかけられているようですが、今回は購入時に既に販売店にて処分されていたようです。
ということで、ブックケースのスリーブ正面から
スリーブ裏側です。
スリーブを外しました。
ブックケース裏面です。
商品名などの表示です。
ブックケース本体を開封しました。
プチプチ、帯、説明書・カプラー交換の方法・修理申込票・シールが封入されたビニール袋、車両保護用ビニールが見えます。
帯をとりました。
ぷちぷちをとりました。
説明書等が封入されたビニール袋をとると、車両保護用ビニールがかけられています。
車両保護用ビニールを取ると、車両たちが現れます。
上から、ク5508、モ5308(M)、モ5208、ク5008です。
2024年2月発売の西鉄2000形 [A1896、A1897 ] とは、収納の向きが逆(5000形は大牟田寄りが右、2000形は大牟田よりが左)となっております。
車両たちの下には、パーツポケットがあります。
付属パーツは、連結用の伸縮アーノルドカプラーとスカートとなります。
説明書等が封入されたビニール袋を裏返すと、カプラー交換の方法、修理申込票とシールが封入されていることがわかります。
封入されているシールです。
「快急 福岡(天神)」「直行 二日市」という、2010年3月まで運用されていた今は亡きレアな行先表示が含まれております。
また、お正月に掲げられる「初詣号」のヘッドマークも収録されております。
ということで、今回は2022年3月に引退した西鉄5000形5008Fをご紹介しました。
2024年7月現在、新品在庫での入手は難しいですが、ヤフオクやメルカリでは見つかるかも・・・
西鉄5000形は、Amazon・Yahoo・楽天では品切れ、若しくは定価以上の販売となっています。これらのサイトで「在庫あり」でご購入される場合、価格設定に注意が必要です!
5000形はまだまだ活躍中の編成もありますので、2パンタ車の5122F以降の編成も製品化されるといいですよね!
なお、2024年2月に発売された2000形は、まだ在庫のあるお店も見受けられます。(2024年7月時点)いずれ在庫は掃けていくと思いますので、新品で入手されたい方はお早めに購入されることをおすすめします!
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!
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