前回の記事に続き、引き続きマイクロエース製のゆふいんの森Ⅰ世をみていきます!
今回は2006年11月発売のリニューアル4両セット(A2162)が登場します!
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DC02-1_M_A2160_A2162_A8247_P1140157-1024x205.jpg)
2006年にTOMIXと競作となり話題になった、マイクロエース ゆふいんの森Ⅰ世 リニューアル(A2162)をみていきます!
JR九州のHPで実車が紹介されています
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ゆふいんの森Ⅰ世 2006年11月ロット の製品構成
JR九州で永らく活躍している「キハ71系」ゆふいんの森Ⅰ世。
2006年、ゆふいんの森Ⅰ世の製品化をめぐり、Nゲージ業界で熾烈な競合があったことをご存じでしょうか?
詳しくは前回の記事にかきましたので、興味のある方はそちらをご覧ください!
さて、2006年11月に発売されたマイクロエースの製品構成は次のようになっておりました。
参考:メーカーHP
品番 | 品名 | 税抜価格 | 税込価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|---|
A2160 | キハ71系「ゆふいんの森」登場時 3両セット | 12,000 | 13,200 | 2006.11 |
A2162 | キハ71系「ゆふいんの森」リニューアル 4両セット | 14,000 | 15,400 | 2006.11 |
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DC02-4_M_A2160_A2162_IMG_3734-1024x341.jpg)
以下メーカーHPより引用します。
マイクロエース HPより引用
- 九州を代表する観光列車を、待望のプラ製初製品化。
- 登場時の3両セットと現状の4両セットを同時発売。
- 特異なドーム型ボディを実車に則して忠実に再現。
- 内装のリニューアルにより変更された窓配置を実車に則して作り分け。
- ボディのメタリックグリーン塗装を美しく再現。
- シンボルマーク、号車札、「ゆふいんの森」サボなど各部レタリングを印刷済み。
- 座席にはシートカバーを再現。
- ヘッドライト、テールライト点灯。LEDを採用。
- 黒染め車輪を採用。
メーカー説明にもあるとおり、プラ製初製品化と謳っており、マイクロエースとしても相当力を入れていたんだろうなと思います。
さらに、特報として、キハ71系の動力ユニットがフライホイール付新動力と大々的にアピールしていたのです。
マイクロエース HPより引用
- キハ71系の動力ユニットがフライホイール付新動力になります。
- 走行安定性がさらに向上。
- スロースタート,スローストップが可能。
- 線路から床下までの空間を拡大。
- メンテナンス性の向上で分解・整備もより容易に。
![T所長](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/03/site_icon-001.jpg)
それでは、「リニューアル4両セット」に焦点を当ててみていきましょう!
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DC02-2_M_A2160_A2162_A8247_P1140156-1024x205.jpg)
ゆふいんの森Ⅰ世 リニューアル 4両セット(A2162)の特長
リニューアル仕様(A2162)の特長をメーカーHPより引用します。
マイクロエース HPより引用
- リニューアル後の4両編成。
- 増備車キハ70-2を連結。
- ボディは現在の姿を再現。A2160とは車端部の窓やルーバー形状の違いを作り分け。
- 大型窓からよく見えるサロン室のテーブルや座席も再現。
- 座席は緑色。
- 床下機器は部品共用のため一部実車と異なります。
ゆふいんの森Ⅰ世は、登場時は3両というコンパクト編成で登場しましたが、後に4両の増結されております。
その後、エンジン換装などリニューアル工事を経た姿が今回ご紹介するリニューアル4両セットの内容となります。
【ゆふいんの森Ⅰ世 リニューアル4両 編成図】
キハ71-1 | キハ70-2 | キハ70-1(M) | キハ71-2 |
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS02-3_M_A2162_kiha70-2_P1140175-edited.jpg)
マイクロエースのゆふいんの森Ⅰ世は、2006年~2011年発売のため、現在新品購入は難しいです。
2023年3月発売のTOMIX製ゆふいんの森Ⅰ世であれば、新品在庫のあるお店もあるようです。
メーカーHP:TOMIX<98512> JR キハ70・71形ディーゼルカー(ゆふいんの森I世・更新後)セット
フロントマスクとライトチェック
リニューアル後のフロントマスク
ヘッドライト点灯状態です。
登場時モデルと同様、タマゴ型の独特の前面形状が的確に再現されています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/L01-1_M_A2162_P1140049-1024x768.jpg)
連結器は、登場時はグリーンでしたが、リニューアル後はブラックとなっています。
また、登場時と同様、エアホースはスカートへのモールドですが、ブラック色さしでうまく再現されていますね。
テールライトの点灯状態です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/L01-2_M_A2162_P1140050-1024x768.jpg)
ワイパーは、ボディと窓ガラスにわたってしっかり表現されていますね。この表現は凄いです!
若干オーバースケールですが、特徴をうまくとらえているかと思います。
ヘッドライト・テールライトが目立つように撮影してみました。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/L02-1_M_A2162_P1140051-1024x768.jpg)
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/L02-2_M_A2162_P1140052-1024x768.jpg)
登場時とリニューアル後のフロントマスク比較
左が登場時(品番:A2160)、右がリニューアル後(品番:A2162)です。
密自連は登場時がグリーン、リニューアル後がブラックなのが特徴です。正面からの違いは、密自連ダミーカプラーくらいでしょうか。。。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/CL01-1_M_A2160_A2162_P1140045-1024x768.jpg)
テールライトの点灯状態です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/CL01-2_M_A2160_A2162_P1140046-1024x768.jpg)
こちらもヘッドライト・テールライトが目立つように撮影してみました。
暗くしても、カプラーの色の違いは目立ちますね!
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/CL02-1_M_A2160_A2162_P1140047-1024x768.jpg)
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/CL02-2_M_A2160_A2162_P1140048-1024x768.jpg)
こちら、参考としてTOMIXのゆふいんの森Ⅰ世(品番:98512)のキハ71-1です。
TOMIXでは前面エアホースの表現は省略されていますが、マイクロエースでは奥まって見えづらい先頭連結器の胴受がうまく表現されています。
また、TOMIXは床板とシートが別成型ですが、マイクロエースのようなシートカバー(シート上部の白色塗装)はありません。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/04/D01_T_98512_P1100469-1024x576.jpg)
マイクロエース、TOMIXとも、良し悪しありますが、どちらの出来も満足のいく素晴らしいものだと思います!
- 密自連の色が、登場時はグリーン、リニューアル後はブラック!
- 前面ワイパーを的確に再現、表現方法がボディとガラスパーツにわたって秀逸!(TOMIXでは省略)
- スカートには、エアホースがモールドで表現されていて実感的!(TOMIXでは省略)
- 先頭部連結器の胴受が少し奥まっていて見えづらい(TOMIXではうまく再現されている)
- 座席シートカバーを塗装で表現(TOMIXではシートカバーまでは表現されていない)
各車特徴とサイドビュー
キハ71-1
博多寄り先頭車のキハ71-1です。下回り種車はキハ65です。
登場時は3号車でしたが、キハ70-2の増結を経て4号車となりました。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/S01-1_M_A2162_kiha71-1_P1130980-1024x284.jpg)
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/S01-2_M_A2162_kiha71-1_P1130984-1024x284.jpg)
先頭部のアップです。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS01-1_M_A2162_kiha71-1_P1140170-1024x768.jpg)
マイクロエースのゆふいんの森Ⅰ世は、登場時と同じく屋根上までメタリックグリーンで塗装されています。(TOMIXは艶消しグリーン)
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS01-2_M_A2162_kiha71-1_P1140171-1024x768.jpg)
連結面側のアップです。
号車札の「4」の文字も判読できます。サボの表記はぼやけていますが「特急 ゆふいんの森」と記載されています。この印刷はすごいですね!
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS01-3_M_A2162_kiha71-1_P1140172-1024x461.jpg)
キハ70-2
1989年に登場したゆふいんの森Ⅰ世ですが、登場翌年の1994年増結されたのが3号車のキハ70-2です。
下回り種車はキハ58のため、コイルバネ台車を履いているのが特徴です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/S02-1_M_A2162_kiha70-2_P1130981-1024x284.jpg)
別府側の車端部は、増結当初はアートギャラリーでしたが、リニューアルを経てサロンスペース(フリースペース)になりました。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/S02-2_M_A2162_kiha70-2_P1130985-1024x284.jpg)
号車表示「3」も綺麗に印刷されています。サボも綺麗に表現されています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS02-1_M_A2162_kiha70-2_P1140173-1024x461.jpg)
車内イスのシートカバーも表現されています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS02-2_M_A2162_kiha70-2_P1140174-1024x461.jpg)
サロンスペースの窓配置は、このように独特なものとなっています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS02-3_M_A2162_kiha70-2_P1140175-1024x461.jpg)
キハ70-1(M)
中間車で2号車のキハ70-1です。模型では動力車となります。
下回り種車はキハ58のため、コイルバネ台車を履いているのが特徴です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/S03-1_M_A2162_kiha70-1_P1130982-1024x284.jpg)
マイクロエースでも「特報」としてアナウンスされていたとおり、フライホイール付動力となっています。
ハイデッカー構造もあいまって、室内表現もうまくされています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/S03-2_M_A2162_kiha70-1_P1130986-1024x284.jpg)
車端のビュッフェコーナーの大窓です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS03-1_M_A2162_kiha70-1_P1140176-1024x461.jpg)
動力車ですが、車内イスのシートカバーも表現されています。ぱっと見、トレーラー車のように見えます。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS03-2_M_A2162_kiha70-1_P1140177-1024x461.jpg)
号車表示「2」も綺麗に印刷されています。サボも綺麗に表現されています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS03-3_M_A2162_kiha70-1_P1140178-1024x461.jpg)
リニューアル後の車端部には、アンテナが設置されております・・・
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS03-4_M_A2162_kiha70-1_P1140198-1024x768.jpg)
下の画像、一番左の登場時は電話アンテナが設置されておりません。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DC01-2_M_A2160_A2162_A8247_P1140197-1024x1024.jpg)
ビュッフェ側(窓無し)部分のアップです。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS03-5_M_A2162_kiha70-1_P1140203-1024x461.jpg)
登場時仕様では、ビュッフェ部分に窓は一切ありませんでしたが、リニューアル後は小窓が設置されております。
キハ71-2
別府より先頭車で1号車ですが、車番はキハ71-2です。下回り種車はキハ65です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/S04-1_M_A2162_kiha71-2_P1130983-1024x284.jpg)
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/S04-2_M_A2162_kiha71-2_P1130987-1024x284.jpg)
号車表示「1」、サボが綺麗に印刷されています!
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS04-1_M_A2162_kiha71-2_P1140179-1024x461.jpg)
車内には座席が整然と並び、白色のシートカバーがアクセントとなっております。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS04-2_M_A2162_kiha71-2_P1140180-1024x461.jpg)
先頭部のアップです。「YUFUIN NO MORI」のレタリングが綺麗です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS04-3_M_A2162_kiha71-2_P1140181-1024x461.jpg)
斜め上からのアップです。先頭部のエンブレムもとてもきれいに表現されています。
ボディとガラスパーツにわたって表現されているワイパーがほんとに秀逸です!
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS04-4_M_A2162_kiha71-2_P1140183-1024x768.jpg)
テールライトを点灯させ佇むキハ71-2
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/DS04-5_M_A2162_kiha71-2_P1140182-1024x576.jpg)
マイクロエースのゆふいんの森Ⅰ世は、2006年~2011年発売のため、現在新品購入は難しいです。
2023年3月発売のTOMIX製ゆふいんの森Ⅰ世であれば、新品在庫のあるお店もあるようです。
メーカーHP:TOMIX<98512> JR キハ70・71形ディーゼルカー(ゆふいんの森I世・更新後)セット
パッケージ
それでは、コレクターの本領発揮として、パッケージを見ていきましょう!
私は几帳面な性格のため、緩衝材の順番、車両封入の向き、順番など、購入時のままの状態を保持しておりますので、中古市場で入手される場合など、商品の状態がどうかなどの参考にされてください!
色鮮やかなブックケース
当時のマイクロエース標準のスリーブです。今のスリーブは青地グラデーションのスリーブとなっています。
あと、パッケージの窓から見える景色がグリーンに染まっていますね!
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P01_M_A2162_P1140204-768x1024.jpg)
スリーブ裏側です。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P02_M_A2162_P1140205-768x1024.jpg)
側面の商品表示です。こちらもグリーンに染まっています。なぜかというと・・・
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P03_M_A2162_P1140206-1024x387.jpg)
ブックケースをスリーブから出したところです。
2006年11月発売のゆふいんの森Ⅰ世のブックケースは、実車のグリーンと同じカラーとなっており、遊び心がうかがえます。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P04_M_A2162_P1140207-768x1024.jpg)
裏側までグリーンとなっています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P05_M_A2162_P1140208-768x1024.jpg)
ブックケース本体を開封しました。
一番上には緩衝材のプチプチの帯が敷かれています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P06_M_A2162_P1140214-768x1024.jpg)
プチプチの下には説明書とシールが封入されています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P07_M_A2162_P1140213-768x1024.jpg)
説明書の裏にシールと室内灯の案内が添えられています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P08_M_A2162_P1140211-768x1024.jpg)
説明書をとると、さらに車両保護用のビニールが敷かれています。
パッケージ下部には実車写真の帯が差し込まれています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P09_M_A2162_P1140210-768x1024.jpg)
ビニールを取ると、車両たちが現れます。
上から、キハ71-1、キハ70-2、キハ70-1、キハ71-2となっています。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P10_M_A2162_P1140209-768x1024.jpg)
付属シールです。登場時と共通ですね。
![](https://n-gauge.fun/wp-content/uploads/2023/12/P11_M_A2162_P1140212.jpg)
マイクロエースのゆふいんの森Ⅰ世は、2006年~2011年発売のため、現在新品購入は難しいです。
2023年3月発売のTOMIX製ゆふいんの森Ⅰ世であれば、新品在庫のあるお店もあるようです。
メーカーHP:TOMIX<98512> JR キハ70・71形ディーゼルカー(ゆふいんの森I世・更新後)セット
試運転(10秒動画)
それでは、最後に試運転時の動画です。
10数秒程度の動画ですので、よろしければお楽しみください。
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました。
マイクロエースのゆふいんの森Ⅰ世は、2006年~2011年発売のため、現在新品購入は難しいです。
2023年3月発売のTOMIX製ゆふいんの森Ⅰ世であれば、新品在庫のあるお店もあるようです。
メーカーHP:TOMIX<98512> JR キハ70・71形ディーゼルカー(ゆふいんの森I世・更新後)セット